2024.08.early 別山(白山)(1/2)

Climbed my favorite Mt.Hakusan in Ishikawa and stayed overnight in the tent again. Every scenery was too inspiring for me to forget.

白山テント泊一泊二日・前編
「愛してやまない白山、憧憬の南竜ヶ馬場」

2度目の白山に登ってきました。
2年前にあまりにも感激して、また行きたいまた行きたいとチャンスを狙い続けてやっと実現できました。

2年前は2泊3日のテント泊で

day1/ 別当出合〜甚之助小屋〜南竜山荘でテント泊
day2/ 南竜山荘〜アルプス展望台〜室堂平〜御前峰〜大汝峰〜室堂平〜南竜山荘でテント泊
day3/ 南竜山荘〜観光新道〜別当出合

てな行程でしたが、今回は1泊2日のテント泊で

day1/別当出合〜殿ヶ池避難小屋〜黒ボコ岩〜室堂〜エコーライン〜南竜山荘
day2/南竜山荘〜別山〜南竜山荘〜甚之助小屋〜別当出合

という行程でした。
前回もそうでしたが、とにかく白山は下部が暑い!!
なので、できるだけ早朝から登り始めたいところですが、何せ東京から現地まではほぼ8時間かかります。
なので今回は前夜に出発し車中泊技などを駆使しましたが、精一杯頑張っても別当出合朝8時のバスになりました。そのため登り始めは8:30となり、日差しはギンギンだし気温そのものも高いし暑い暑い。
今回は初めて、前回通り損ねた悲願の(笑)観光新道で登りましたが、初っ端から急登が続くので否が応でも汗をかきまくり。でも時期的にもうどうかなと心配していたお花は期待以上のお花畑っぷりで最高!観光新道は噂通りの素晴らしさで写真撮影が止まらない〜♡!というわけで歩くペースは必然的にカメのように遅くなり、暑さも手伝って歩いても歩いても着かない感じがしました。殿ヶ池避難小屋までが長かった〜!予想以上にキツく時間もかかったので、もう今回は室堂に行くのはやめてそのまま南竜ヶ馬場に行こうかという思いも一瞬も過ぎりましたが、五葉坂の分岐から室堂まではあとちょっと。せっかくなので室堂にも行くことにしました。後から時間を見るとたった15分でしたが、最後の急登は堪えましたねえ〜(笑)
結局室堂までコースタイム6時間のところ6時間20分かかりました。いつもは上りでまいて下りで押すお子様な私なので、いかにノロノロだったかがわかります。
しかも、くたびれ果てて室堂で10分休憩のはずが1時間ものんびりしやがりました(笑)。今回は御前峰には登りませんでしたが、あの広々と独特な、神聖さと賑わいが同居した室堂の雰囲気をゆっくり楽しめて素晴らしい休憩時間でした。
さあそこからは夢のような時間。今回私が1番楽しみにしていたと言っても過言ではない、室堂から本日のテント場がある南竜ヶ馬場に下るエコーライン!!前回ここを通った時の感動が忘れられず、何度も何度も恍惚と思い出していた場所です。今回は前回より雲が多く、チングルマも第四形態で前回ほどキラキラした感じはありませんでしたが、花々に祝福され、今夜眠る南竜の谷の絶景をミニチュアのように愛おしみながら下っていく夢のような時間は、また新たな宝物の思い出となりました。

遊び過ぎて南竜山荘のテント場にたどり着いたのはなんと17:00。こんなに遅くなったのは初めてで、悪ガキ遅刻坊主気分でそろそろ〜とテント場に入場(大笑)。しかしどうしたことがテント場はめちゃくちゃ空いていて、サクッといい場所に決められ、そこからは明日に備えてハイ設営!ハイごはん!ハイ就寝準備!と、クタクタの体で頑張りました。
楽しみにしていたテント場からの夕焼けも素晴らしく、疲れ果てた体を大地に横たえ20:30、引き摺り込まれるように眠りに落ちました。この谷に眠る幸せ。明日は2:30起き。

後編の
「まさかの”私だけ死闘”の初・別山」
に続く!

13:43 殿ヶ池避難小屋と黒ボコ岩の間の登山道はお花畑パラダイス♡
9:21 喜市郎坂。稜線に出るまでは樹林帯なのでまだ日陰がありますが、これだけ暑いと稜線に出てからの暑さが心配。風さん吹いていてね〜!
登山道の両脇がお花屋さん状態!!全く進みません。歩けません。撮影スクワットが止まらず悲鳴!
今回こそお花の写真を撮りすぎないよう心に誓っても、あまりの可愛さにいちいちハートを射抜かれて本当に無理です〜(T_T)♡
左上から右下へ
ミヤマコゴメグサ
ナワシロイチゴ
コウゾリナ
シモツケソウ
オトギリソウ
ヨツバヒヨドリ
ハクサンシャジン
ノアザミ
ハクサンシャジン、ヤマハハコ
7:49市ノ瀬ビジターセンター駐車場出発!
前夜20:00に東京を出て、体力確保のために「途中で車中泊」という技を駆使してやっとこの時間。おかげさまで身体はとっても元気でーす!
8:00のバスで8:20別当出合到着。8:30元気いっぱいで歩き始めます。今日は残念ながら夕方以降雨が降るかもしれないとの予報なので、早めにテント場に着きたいところ。しかし予想外の展開に〜
前回の下りで黒ボコ岩で痛恨の道間違いをして通れなかった観光新道。ずっとずっと歩きたかったのでウキウキではありますが、初っ端から急登が続いてウヘウヘでもありまして(笑)
早速のお花パラダイスに大感激。お花を見ると笑っちゃうくらい登る元気が出てきちゃいます。単純万歳!
左上から右下へ
ノコンギク
ホツツジ
アカモノ
ノリウツギ
ヤマアジサイ
ヤマアジサイ
アスチルベ
ソバナ
オトギリソウ
暑い!とにかく暑い!登り始めて27分で汗だくです
今回は二日間で何千匹?のアキアカネくんにお会いしたことでしょう。結構のんびりさんなので近づいてもじっとしていて写真を撮らせてくれます
ハクサンオミナエシは今回初めて出会ってその花束のような可愛さに感激。
シモツケソウのピンクはいつ何時も可愛すぎて私好みど真ん中♡
ハクサンボウフウはこのくらいお花が小さい時が1番好き。ホツツジはあまり出会いませんが、両腕をまっすぐ伸ばして踊るバレリーナみたいです
左上から右下へ
シラタマノキ
ノリウツギ
ハクサンオミナエシ
シモツケソウ
オトギリソウ
ハクサンボウフウ
ミヤマアキノキリンソウ
ホツツジ
イブキトラノオ
9:54 砂防ダム堰堤や工事のための車道が美しい自然の景色にダイナミックなインパクトを添えています
9:56 別当坂分岐。日陰が減ってきてヤバいっす
あぢー。お花かわいー。あぢー。お花かわいー。
念仏のように独り言
10:00 砂防ダムの眺めとハクサンシャジン
全然他の登山客に会わないのを良いことに、暑さと疲れで突然登山道で寝る人。良い子はまねをしてはいけません
初めてマツキヨブランドのプロテインバー買ってみた!アサヒのとそっくりだけど僅差でアサヒがいいかな。クランチ感とか
プロテインバーを食べていたら、なんだか視線を感じる・・?
えーーーー!こちらをそーっとのぞいている可愛らしいカモシカさんが♡!何してるの?何を見ているの?これからどこにいくの?時が止まったような心の対話の時間
いつもながらノアザミのつぼみは芸術以外の何者でもない!!マツムシソウは好きすぎて何枚でも撮っちゃう。エンレイソウの実も物語が生まれそうな静かな迫力。
シモツケソウ
ノアザミ
マツムシソウ
ミヤマダイモンジソウ
オヤマリンドウ
タカネニガナ
マツムシソウ
エンレイソウの実
サンカヨウの実
10:45歩き始めて2時間15分で、やっと稜線に出ました!いつになく時間かかってるな〜。そしてこのどんより雲さんは何ですかい?雨は夜からですよ?早すぎね?プンプン
キヌガサソウのこのムード、素敵すぎて絶句。
今回は全山で何千というイブキトラノオに出会えました。
地味ながら大好きなオンタデちゃん!
みんな大好きハクサンフウロちゃんはどこにいてもとびきり鮮やかで、他のお花と仲良く咲いているともう泣ける可愛さ
左上から右下へ
ゴゼンタチバナの実
ヤマハハコ
キヌガサソウ
イブキトラノオ
オンタデ
ヨツバシオガマ
モミジカラマツ
ハクサンフウロ、ニガナ
ニッコウキスゲ
しつこい急登や岩が繰り返されますが、登山道はめちゃくちゃ歩きやすいです。でも暑さもあってもうヘトヘトっす
10:58 仙人窟。この岩がこの位置にドーン!!とおさまったのは、一体どのくらい昔のことなんでしょうね〜
真ん中にちっちゃく私がいます。ちょっとー、雲さん〜、頼むからどっか行ってー!
11:08 餓鬼ヶ咽。どうしたらこんなコワイ名前が思いつけるのか・・・ホラーセンス抜群(笑)
大好きなマツムシソウ四態💕
満開の時はもちろん、咲く前も散ってからもこんなに可愛いってどういうことですか!?(T_T)♡
11:18 道標じゃないけど撮影ついでに隙あらばと倒れ込んで休憩(笑)
いつもながらミヤマキンポウゲのこのビニールのようなツルツル感はこれだけたくさんのお花畑の中でも目立ちます。
フウロちゃんとシモツケちゃん、鮮やか美少女の共演に激萌え♡!!
イワショウブはほんのちょっとだけでしたが、出会えて感激。
鮮やかなピンクのカライトソウも今回たーーくさん出会えて、私の心に残された映像をより鮮やかにしてくれています
左上から右下へ
タカネナデシコ
ミヤマキンポウゲ
シモツケソウ、ハクサンフウロ
イワギキョウ
イワショウブ
イブキトラノオ
カライトソウ
イワイチョウ
ハクサントリカブト
11:30 七ツ坂。バテバテにまかせてこの悪役ヅラ(笑)
11:58 うわああああい!写真ではほぼ見えませんが殿ヶ池避難小屋が見えたーーっ!やったーー!おひる♡おひる♡おひる♡もう腹ペコで死んじゃうよー♡
でもね、あたし知ってるの。こーいうのは見えてから着くまでが死にそうに長いのよ・・・
このオンタデの色鮮やかなツートーンっぷりはレア!!めっちゃめっちゃ可愛い美人さんに出会えて大興奮。
大好きなシモツケソウのつぼみの可愛らしさよ。。愛おしすぎる(T_T)♡
左上から右下へ
オンタデ
サラシナショウマ
ヤマブキショウマ
オタカラコウ
ノアザミ
ニッコウキスゲ
ハクサンフウロ
オオバセンキュウ
シモツケソウ
案の定殿ヶ池避難小屋が見えてから着くまで33分もかかりました。だってお花畑がすごすぎて!!疲れていたけど楽しい楽しい時間でした。ここは両側イブキトラノオ祭♡
もうさー、なんなの?夢なの?絵本なの?ハクサンフウロちゃんたちもダイモンジソウもイブキトラノオもヤマブキショウマも可愛すぎて泣いちゃう
12:07 殿ヶ池避難小屋に到着。小屋の周りもものすっっごいお花畑で可愛すぎるー♡!中もとっても綺麗な避難小屋でしたが、せっかくなので外のベンチで待ちに待ったお昼ごはんです。シンガポールラクサはカップヌードル通(笑)の私一番おすすめのお気に入り♡問題はこの雲よね(•̃͡ε•̃͡)
13:04 殿ヶ池避難小屋から上に15分のあたり。お花畑が可愛すぎてもう笑いが止まりません
13:28 なんと早くも!!雨がパラついてきやがりました。大した雨ではありませんが警戒してレインウェアとザックカバーを装着。このザックカバーはザックについてきた物ですが色が凄すぎてケロちゃんと呼んでいます
13:29 馬のたてがみ。暑いのでレインウェア腕まくりスタイル
登山道の両脇がお花屋さんみたいにお花だらけ♡!!
曇っていてもお花達が照らしてくれる私の心はキラッキラに輝いていました。幸せ・・・
こんなの・・・歩けと言われても無理です。立ち止まり這いつくばり一人一人を愛おしみたくなる。降りてきたオジサマも「進みませんね。。」とニコニコ幸せそうに言葉を残して行かれました
パシャッと、どこを撮影してもフラワーアレンジメント状態。
お空の神様と平和に感謝して涙出てくる
14:05 蛇塚。可愛いお花の大群に心をズタズタに射抜かれまくり、撮影スクワットを何百回も繰り返し、雨と暑さで着たり脱いだりも忙しく、もうくたびれ果てていつになくポーズゼロの私(笑)
14:18黒ボコ岩。自分ではわかる、このポージングの抜群の力のなさ!!ヘナっててウケる
黒ボコ岩のあとはしばらく平らな湿原のような場所になります。正面のポコッとした山を登ると白山の中心地と言える室堂。その手前に五葉坂分岐があり、そこを右に行った先が本日のテント場である南竜ヶ馬場です。この時結構バテバテだったので室堂に行く予定をやめてそのまま南竜ヶ馬場に行くか迷いましたが、分岐から室堂まではちょっとなのでやはり頑張ることに。
14:34五葉坂分岐。室堂まであとちょっと、頑張る!
14:50 室堂到着〜。五葉坂分岐からはたった15分なのですが、疲れた体にはきつい岩場の急登でした。でも喉元過ぎればなんとやら、ずっとずっと帰ってきたかった室堂にたどり着いた嬉しさで全部忘れちゃいました♡
室堂のビジターセンターにて。はくーーーさんとおこーーーじょにちょっと心を揺さぶられましたが(笑)無事コーヒーだけを購入。コーヒーは紙カップ。ペットボトルも紙カップも、ビールの缶も全て持ち帰りです
14:58 頂き物のエッグタルトでおやつ。お菓子の香料が大の苦手な私にはこの素朴な味が最高、大好物!いつもありがとうございます♡
この時は晴れたり曇ったり、数分ごとに御前峰が見えたり丸ごと隠れたりしていました。今回は御前峰には登らないので、晴れたタイミングでツーショット♡
15:34 事件性はないと思われます
15:46 なんと1時間近く室堂で休憩してやっと出発します。岩ごっつの急坂を下ったところに先ほど通過した五葉坂分岐があり、そこを左に折れるとエコーライン、その先が本日の宿泊地である南竜山荘です
エコーラインに入ったら今回お初のウメバチソウに出会えました
タテヤマウツボグサの変化の鮮やかさには目を見張ります(2枚写っています)
左上から右下へ
ミヤマダイモンジソウ
シモツケソウ
ウメバチソウ
タテヤマウツボグサ
ウサギギク
ミヤマコゴメグサ
タテヤマウツボグサ
ミヤマリンドウ
ミヤマキンポウゲ
16:14 めちゃくちゃ楽しみにしてきた大好きなエコーライン。。曇っていたのはとても残念ですが、実際は写真よりだいぶ明るく視界も良く、お花畑を楽しみつつ下りました
エコーライン名物のチングルマちゃんたちが第四形態まで話を進めていた(笑)のは残念でしたが、第四形態には第四形態にしかない、とんでもないミリョクとカワユサがあります♡だいすきーーーっ!!♡
そして、ついに・・・
2年間ずーーっと心から離れなかった景色が。
左端に南竜山荘、その右上あたりに南竜山荘のテント場が見える、エコーラインからの眺め。
立ち尽くし、言葉にもならず、この谷に帰ってきた喜びに浸る
嬉しすぎて景色とツーショット。指先で南竜山荘つつけそう(≧∇≦)
南竜の谷に吹く風
何度でもここに帰ってきたい
16:57 やっと小屋に到着した遅すぎ坊主(笑)遊びすぎました〜
南竜小屋にて、なんとテント場受付はメインの建物とは別棟にて、無人くんです。
受付のあとメインの建物にドリンクを買いに行くとちょうど晩御飯どきでしたが、前回よりかなりお客さんが少ないように見えました。たまたまでしょうが、今日はテント場も空いていてラッキー
テント場到着が遅かったので、もうあとはとにかく寝るまで作業作業!空いていたので山と空の見えるいい場所にテントが張れました。
18:05晩御飯はいつものコレ♡好きすぎて簡単すぎて浮気する予定はありません。なんでこんなに美味しいの〜♡?
18:35テントから見た夕焼けショーのはじまりはじまり
19:05 水場の前で歯を磨きながら夕焼け鑑賞。夕焼けの輝きと雲海の陰影は、いくら目を凝らしても本当にそこにあるのが信じられない、絵のような現実でした。
テント場の皆さん見惚れていました。静かなテント場の時間、大好きです
19:08 テント場の夜
19:54 テントにて就寝準備、スキンケア完了!
3年前に白馬大池にて、山の水で顔の肌に壊滅的ダメージを与えてしまって以来、テント泊でのスキンケアはお水を一切使わず頑張っています。登山では紫外線、乾燥、汗と肌を酷使しますのでできるだけ軽量でご褒美スキンケアができるように毎回工夫。テッカテカにして眠るので寝袋を汚さないよう薄手のネックウォーマーを目の下まで上げて眠ります。明日は2:30起き目標4:00出発。おやすみなさーい
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