Finally could see the skeleton flower “Diphylleia grayi” around Mt.Yakebitaiyama in Nagano. The petals will be like beautiful glass about 12 hours after raining.
ついに会えました、スケルトンフラワー !♡
雨に濡れて12時間後に、その花びらがガラスのように透明になるという神秘的なお花、サンカヨウ。ガラスのようになると程なくして散ってしまうのでなかなか出会うのが難しいのですが、ついに見ることができて大感激!
今回は登山とかハイキングと呼ぶにはかなり変則的なコース。志賀高原の焼額山と西館山付近の遊歩道をうろちょろし、スキーコースを出たり入ったり、直登直降しまくったって感じです(笑)。
朝8:30、一ノ瀬スキー場の駐車場からスタート。ここはスキー場の駐車場なのでいろいろ建物はありますがトイレがないのが大きな瑕。ここからまず10分ほど歩くとパノラマパーキングというまた別の駐車場に出て、ここからいよいよ「大倉新道コース(Map⑤)」が始まります。この大倉新道コースが凄かった!!とにかくお花が凄すぎて凄すぎて、それを目当てに来たとは言えここまでとは思いませんでした。
まず出迎えくれたのが、私は今回初めて見るツバメオモト。白くて可愛いお花ですが、2、3輪咲いているのと10以上お花をつけているのとでは別のお花のような表情を見せてくれます。私の大好きなニリンソウも私人生最大量の超大群に出会えてびっくり。かわいい〜。そして今回の大本命、サンカヨウも!もう終わりかけと聞いていたので会えないのではないかと心配していましたが、残っていてくれてよかったです。でもさすがに幻の、透明のガラスのようになった花には出会えないかな・・・と思っていたら、いました!いましたああああああーーー!(涙)
なんという、神秘の姿。
あなたは、生きているの?妖精なの?というくらい、そこに居るのが信じられないような美しさでした。鶯やカッコウの鳴き声が響く森で、透き通る妖精に出会えました。
ただこの大倉新道コースは、ガイドマップに「初心者向けお散歩コース」と書いているのは訂正した方がいいですよ〜ってくらい、なかなか歩きづらいところも多いです。道そのものが狭かったりぬかるんでいたりして歩きづらいところ、そしてとにかく両側からお花の大群が押し寄せ過ぎてお花を踏んでしまいそうになってぎゃあああごめんなさいー!とか悲鳴をあげるところなども多く(笑)撮影するのもアクロバット的な無理な姿勢で撮ることが多かったです、
夢のような大倉新道コースからポソッと抜け出ると、今度はいきなりスキーコース直登!登り切ったところが西館山の山頂近くで、今度は反対側に下りまくります。下り切ったところは高天原スキー場の最下部なのですが、そこがなんと、木道があって、水芭蕉の咲く湿原なのです。え、尾瀬ですか??冬にスキーで志賀高原に来たことはありますが、まさかここが水芭蕉が咲く湿原だなんて思いもしませんでした。そこから、今朝スタートした一ノ瀬スキー場の駐車場まで木道が続くのですが、それが「せせらぎコース(Map⑦)」です。
そして一ノ瀬スキー場最下部から、今度は「シナノキコース(Map⑥)」に入りました。最初スキーコースをちょっとだけ直登した後は樹林帯のなかの遊歩道になりまして、ここもお花でいっぱい!!ここでもたくさんのツバメオモトやサンカヨウに会えました〜♡
シナノキコースの途中から、今度は焼額山のスキーコースに入ります。このスキーコース直登ってのがねえええ〜、西館山もそうでしたが、見た目は芝生でいかにも歩きやすそうで楽そうなのですが、歩き始めて2分で息が切れます(笑)。なんでこんなに!?ってくらいゼーハーゼーハー!(笑)原因と致しましては、今日は登り始めの標高が高かったので高地順応ができていないこと、スキー場は日差しを遮るものがなく気温が低くても日光ギラギラで体力を奪われること、土や岩の登山道より芝生の方がいちいち体重を吸収されて一歩一歩で地味に体力を消耗することなど、言い訳ならいくらでもありまっせ〜(笑)。
焼額山スキー場のてっぺんには、ゴンドラリフト降り場があり、その脇にトトロの秘密の道みたいな入り口がありました。そこを入っていくと木道が続き、突然びっくり、リトル尾瀬のような、リトル苗場山のような、沼のある湿原が開けました!!ひゃ〜面白い!
私は志賀にはあまり滑りに来ませんが、焼額山スキー場をホームゲレンデにしてる人がこの夏の姿を見たらさぞかしびっくりするんじゃないかなあ〜
登りはスキーコースを直登してしまいましたが、帰りはせっかくなので登山道から下り、15:20に一ノ瀬スキー場駐車場に戻りました。
一日うろちょろして総距離11.4km、アップダウン590m、お花が可愛すぎて撮影で大停滞してた時間も含めて7時間、20060歩の変則ハイキングでした。
スキーで来る志賀高原の姿とは別世界過ぎる一面にとにかくびっくり。そしてほとんど人に会わずずーっと独占状態だったことにもびっくりでした。もっと人気出てもいい場所だと思うんだけどな〜、トイレがないからかな?(冗談です笑)
レンゲショウマの葉っぱらしきものも見かけたので、もしあれが本当にそうなら、咲く時期にまた来てみたい・・・でも暑いかなあー!
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