Climbed Mt.Asakusadake located between Fukushima and Niigata. So happy to see a lot of near endangered species “Lilium rubellum” around the summit.

浅草岳に登ってきました。東京の浅草とは縁もゆかりもない、新潟と福島にまたがる1,585mの山です。
花の百名山にも選ばれていて、なかでも準絶滅危惧種であるヒメサユリの群生に出会えることで有名です。
今回はまさにそのヒメサユリに会いに行ったのですが、もう〜「幸せに慣れてはいけない、幸せに慣れてはいけない」と自分に言い聞かせ続けなければならないほど、どこもかしこも完璧に美しい盛りのヒメサユリだらけで大感激でした。

今回はアップ720m、総距離8km、6時間40分(16,315歩)のコース。しかし早朝だけ天気が悪い予報だったのでちょっと遅めの9:00ネズモチ平駐車場をスタートしました。登り始めはゆるやかでしたが、だんだん急登になって大きな岩やロープ箇所などもあったし、粘土質で湿っててまあまあの悪路。アスレチックっぽいのは割と好きな私ですが、滑る道は人一倍苦手なので下りでここを使うのはイヤだなあ〜、今日は周回コースでよかった!
ネズモチ平コースの下部はお花もほとんど咲いていないし、とにかく暑くてあついーあついーとわめきながら登っていました(笑)。天気は薄曇りだけど暑い。時々カンカンと日が差してくるともう死ぬほど暑い!
のんびり出発の私達はビリの方で、最初に降りてくる人に何組か会ったきりほとんど人にも会わず、今回は3人パーティーだったので3人でお山を独占している気分でした。
11:00前岳のすぐ手前の分岐点に到着。登り始めて2時間経ったので、ここでおやつ休憩です。この分岐点に来たら突然大量の登山客と出会い、それまで誰にも会わなかったので人間社会に紛れ込んでしまった狸の親子気分(笑)。
覚悟していた雪渓は、分岐の本当にすぐ上でした。一応チェーンスパイクも用意していましたが、登山靴のままツボ足で登れました。そしてこの辺りまで来ると流石に涼しくて、下の方で暑い暑いと苦しんでいただけに気持ちよかった〜

雪渓を越えたら突然可憐なピンクのヒメサユリがジャンジャカ咲いていてびっくり。それも完璧な盛りの美しい姿で、夢のような青い草原の中で気持ちよさそうに揺れている子ばかりなのです。ここは、天国・・・?ヒメサユリばかりでなくこのエリアはウラジロヨウラク、コウゾリナ、オオコメツツジ、ミヤマコアザミ、ナナカマドなどお花パラダイス。
もともと小さな高山植物の可愛らしさが大好きで、ヒメサユリとかニッコウキスゲってなんだかキレイすぎて大きすぎて押し付けがましい(!?)ようなイメージを持っていた私ですが(オイ笑)、今回すっかりヒメサユリちゃんが好きになりました〜。

11:44浅草岳登頂。山頂からの眺めに感激ー!風車のような形の田子倉湖の眺めがなんともドラマティックなんですよねえー。濃いブルーの湖面には白い雲が映り、周りの新緑の山々には大きな雲の影が山の形をなぞりながらのんびりと寝そべっています。ここでお昼ごはんにして、食後は山頂の先にちょっとだけ足を伸ばしました。ぐるっと回りながら少しだけ下っていき、只見方面が見える辺りまでで満足してUターン。
12:48さあいよいよ下山です。ビビッていた雪渓下りもツボ足でなんとかコンプリート。すぐ下の分岐を超えてからは、登りとは違う桜曽根コースで下ります。ここは登りに使ったネズモチ平コースよりも距離が長い分多少緩やかなため、こちらを下山に選ぶ人が断然多く、確かにだいぶ様子が違ってビシッと整った階段がずーっと続いています。こちらは南側のコースで日当たりが良いからか、お花も豊富だしお花そのものが綺麗!特にゴゼンタチバナなどは、ネズモチ平コースの子達はなんだかヤサグレて荒っぽい感じだったのに(笑)、桜曽根コースの子達は笑っちゃうくらい優等生でピンピンに整った子ばかりでキラキラしていました。
階段の登山道はずっと同じ歩幅同じ段差で歩き続けなくてはいけないので階段キライな私。でも滑りやすい箇所が人一倍不得意でもあるので、特に急坂の下りでは、滑る危険を軽減してくれるこんなに綺麗な階段を作って下さった方々への感謝もひとしお・・・とか思っていたら、階段が途切れたところでいきなりスッテーン!こちらのコースも粘土質で滑りやすいところがあるので、油断は禁物ですね。特に何の怪我もなくてよかったです。

このコースは最後に30分以上の林道歩きがあるのがなかなかウザいですが、それでも、そこでだけ出会えたお花もあったし、最後まで楽しく歩くことができました。
15:39無事下山!この後は源泉の泉質が素晴らしい温泉に入り、なんと言っても夜はまたヤツです!ヤツに会いに行きました!私の脳を溶かしダメ人間にする、新潟が、いや日本が誇る最高のピザ!!今回は調子に乗って3人で5枚食べやがり、その話を友人にしたら絶句されたのでさすがにちょっと反省(笑)。しかも男性陣と3等分で全く同じ量を食べた私・・・てへぺろ!

もうキマリ過ぎて現実感がないほど美しい、ヒメサユリのお姫様達。
準絶滅危惧種ですが、みんなに可愛いがられてたくさん増えてね〜♡
懸念の雪渓歩き。チェーンスパイクも準備してきましたがなしで行かれました〜 とりあえず登りは余裕v
山頂でいきなり出会うこの絶景!風車のような形の田子倉湖が青空を鮮やかに映してドラマティックな美しさでした
ヒメサユリと田子倉湖
ほいっ 朝9:00ネズモチ平駐車場をスタートです!この日は関東一円どこも雨という悲惨な日だったのですが、ここまで逃げてきたらこの青空。作戦成功ー! (≧∇≦)/
見えているのは、これから登る山頂・・・ではなくて、下りで通過する嘉平与ボッチあたりが見えています。山頂は隠れている左のあたりかなー?
駐車場から10分でネズモチ平登山口です。ネズモチってネズミ獲りのダンゴみたいでなんか嬉しくない名前ですよね〜。そしてそのポーズもう駐車場でやったから2回目だよ(笑)
いきなり渡渉でございます。でもこういう浅い渡渉は怖くないし逆に好きな私(^^)
大きな岩ごっつエリアに突入
9:46暑い暑いとわめきつつ登り続ける私に、守門岳の美しい景色のプレゼントが〜♡
10:02 守門岳と、画面真ん中ちょい右に先ほど出てきたネズモチ平の駐車場が見えてきました。たった1時間でずいぶん歩いてきたなぁー
10:50 少しひらけたポイントに出てきました。
クマノミズキと山景色
ネズモチ平コースの下部はお花が少なく誰も応援してくれないので暑さが辛かったですが、だんだんかわいいお花が増えてきて、こちらもどんどん元気になってきました♡
でも最初に現れたのがギンリョウソウ(ユウレイタケの別名を持つ腐生植物)のバカデカい群生だったのでちょっと怖かった。。(笑)
右から時計回りに
ハナニガナ
アカモノ
ゴゼンタチバナ
イワカガミ
マイヅルソウ
ギンリョウソウ
11:00 前岳すぐ下の分岐に到着。ここでおやつ休憩〜
プロテインバーには大変お世話になっております。暑い季節は危険なので(溶けると美味しくない(😣) )出発直前まで凍らせて保冷剤とともに持ってきます
休憩中すぐ横で見つけた景色。複数種類のお花がいっぺんに画角に収まると激萌えする高山植物オタクのしょうもない性質にお付き合いください(笑)。あのね、あのね、左からゴゼンタチバナと、マイヅルソウと、ツマトリソウなんです!こんなにくっついてみんな揃っててかわい〜〜〜♡
分岐から浅草岳山頂方面を見たところ
いよいよ雪渓歩きです
結局チェンスパなしで行かれました〜。チェンスパってなんか喫茶店のメニューとかにありそうですよね、なんらかのスパゲッティ(笑)
雪渓を過ぎたらいきなりヒメサユリパラダイスとなりました。美しい草原で気持ちよさそうに揺れる姿は、準絶滅危惧種とは思えないほどのんびりとゆたかな存在感。浅草岳山頂をバックに。
前岳〜浅草岳の間はヒメサユリだけでなく様々な高山植物の宝箱のようなエリア。オオコメツツジはちいさーーーーいちいさーーーいツツジ。ウラジロヨウラクはガクと花びらの色合いが本当に鮮やかで大好き!
右から時計回りに
ウラジロヨウラク
コウゾリナ
オオコメツツジ
ミヤマコアザミ
ナナカマド
ヒメサユリ
前岳から浅草岳山頂までは天国のようなヒメサユリロード。登山道の両側がヒメサユリだらけです♡
狭い木道で他の方の邪魔にならないよう一瞬だけ這いつくばって撮る技術!(笑)
12:02登頂しましたあー!
でもさ、今日は1日天気Aのはずなのにこの雲ちゃんはなによ?みんなどっか行ってねー!
山頂でいきなり出会うこの絶景!風車のような形の田子倉湖が青空を鮮やかに映してドラマティックな美しさでした
12:05 お昼ごはん。こんなところでもひたむきな蕎麦愛をキメる私 (≧∇≦)
初めて買ったファミマの小海老天ぷらそば。作っているのは日清様ですから絶対美味しいだろうと思ったら・・・
すごい!美しい〜!この表現力やばすぎます。天ぷらの形、並木薮か!?(笑)お花まであしらってあってすごすぎる。
しかもちゃんとお味も蕎麦ってるんです。日清は日本が誇る素晴らしいメーカー様です
山頂にて、田子倉湖をバンザイで抱く
食後は山頂の先に少し足を伸ばします。ぐるっと回って少し違う景色が見えるまで歩こう〜と思ったのですが、ぐるっと回ってるはずなのにいくら右を見てもずっと同じように正面に田子倉湖が見えていて不思議でした。私がバカなのかい?(笑)
画角に複数の高山植物が一度におさまると必要以上に激萌えする高山植物オタクのしょうもない性分。ヒメサユリとウラジロヨウラクが、なんともメルヘンな世界を見せてくれていました♡ところでウラジロヨウラクとウラジオストクって友達?あ違うのね?(笑)
きゃーん!ヒメサユリと、ゴゼンタチバナと、だーいすきなアカモノちゃん達が一堂に会してこんな世界が!ときめくうううう〜♡
12:48先ほどまでは浅草岳の南に位置する福島、田子倉湖がずっと正面に見えていましたが、やっとぐるっと回って同じ福島でも東側、只見エリアが見えてきました。只見ダム、只見川が見えています。気が済んだのでここまでとし、山頂方面へ引き返します〜
ヒメサユリさまの内側には、こんな現実感のないポップアートのような宇宙があります
ウラジロヨウラク
そのままで雑誌の表紙になれそうなくらい完璧な美
浅草岳山頂付近はお花パラダイス!イワカガミは散った後もハッとするほど美しい。大好きなツマトリソウもかわいい〜!ミヤマムグラは小さーいお花です
右から時計回りに
ワタスゲ
イワカガミ(散った後)
ツマトリソウとゴゼンタチバナ
オオバキスミレ
ツマトリソウ
ミヤマムグラ
大好きなサラサドウダン!
このままイヤリングにしたい可愛さです♡
帰りもヒメサユリちゃんが両側から祝福してくれるウェディングアイルみたいな木道を楽しく歩いて帰ります。浅草岳山頂を振り返ったところ
雪渓まで戻ってきました。うーん雲ちゃん。。ますます重苦しい。。でもこのあと降ることはなさそうなのでいいとします。
そして滑る箇所が人一倍苦手な私は雪渓の下りが憂鬱でしたが、チェンスパなしで無事下りられてよかったよかった
山の下部はあんなに暑かったし、ここだって日差しはカンカン照っているのにこんな雪渓が残ってることがびっくりです。でもさすがに少しずつ溶けているようで、雪渓の表面には水蒸気が白くモヤモヤと夢のようにゆらめいていました
このバイケイソウの美しさは目立っていました。大きさも大きいのでプラスチックでできているようにしか見えない位の美しさ。サラダにして食べたいってみんなで言っていました(≧∇≦)
13:22 雪渓すぐ下の分岐まで戻ってきました
桜曽根コースの下りは、こんなに綺麗な階段がずっと続いています。ここもまたヒメサユリがいっぱいで、他の高山植物もワンサカ咲いていて夢のようなコースです。同じ動きを強いられる階段の登山道は嫌いな私ですが、下りでこうやって滑る危険なく歩けるのは本当にありがたく、この階段の幅以上自然を荒らすこともないし、階段を作ってくださった方にずっと感謝しながら下っていました
右上から時計回りに
ヘビイチゴ
ヤマブキショウマ
アキアカネ
ヒメサユリ
イワカガミ(落花)
ヒメサユリ
桜曽根コースは南側のコースで日当たりが良いからか、お花が豊富で元気!特にこのゴゼンタチバナは、笑っちゃうくらい優等生でピンピンに綺麗な子ばかり、CGみたいに整っちゃってますよね〜?♡
てかゴゼンタチバナってもともとこういう優等生な形色美を持ったお花ですが、今日午前中に散々見たネズモチ組の子達がヤサグレてたのでそれに見慣れちゃったみたいです(笑)
このゴゼンタチバナは、なぜか葉っぱの先におしゃれな白い斑が入っていてめちゃくちゃ美しかったです。おしゃれすぎん?
13:47 ヒメサユリとタニウツギと
13:48 下ってきた山頂方面を振り返った景色。ヒメサユリとタニウツギのピンクが可愛い
13:49嘉平与ボッチ通過
朝登る前に下から見えていたピークのあたりです。道標があったみたいですが折れていました。下り始めて1時間、まだ疲れてはいないのでこのまま進みます
階段をずっと下っていると、その作りについ注目してしまいます。上のほうの釘は白かったですが、この辺は銀色。1段1段に釘の水玉が星空のように散っていて、とてもきれいなんです。こんな山の上で、作った人は本当に大変だったと思います
桜曽根コース下部で出会った美人さん達。今年初めてスケルトンな姿に出会えて感激したサンカヨウはもうこんなに美しい実を完成させていました。キュウリグサは高山植物ではなく道端にも生えていますが、見えないくらいミクロなお花で、拡大するとその可愛さに萌えまくり!!ずっと見ていたい可愛さ!!♡♡♡
右上から時計回りに
モミジカラマツ
ヤマアジサイ
イワカガミ
キュウリグサ
ヤマブキショウマ
サンカヨウの実
14:33 今朝出発してきた駐車場が見えてきました(画面中央ちょい左)。これから左方向に大きくぐる〜〜っとまわりながらあそこまで戻ります
14:46浅草の鐘。ここまでノンストップで降りてきて、2時間経ったのでここで無理矢理おやつ休憩。もうこのすぐ下のところから林道が始まるのがわかっていたので、登山気分で休憩できる最後のポイントでした
お友達からのいただきものクッキー。谷中の可愛いカフェa la parisienneのオリジナルだそうで、あまりバターっぽくなくカリッとしていて私好みの美味しさでした♡
浅草の鐘のすぐ下にはこんな広場(元駐車場?)があり、ここからは林道歩きです。林道に入ってすぐ、結構狭い舗装路になったところでおばちゃん達がピクニックシートを広げて盛大におやつ休憩をしていたのが可笑しかった(笑)。休憩したかったのにタイミングを逃したまま林道に入ってしまったので、いきなりそこで始めたんですね。ほんの少し戻ればこの広場があるのに、くたびれていたんだなあ〜、めちゃくちゃわかるわ〜(笑)。「ごめんなさいね、こんなところで!」と言いつつ皆さんとっても楽しそうで、つい「おいしそー!たのしそー!」って言っちゃいました(≧∇≦)
2000年の雪崩遭難事故の慰霊碑がありました。この事故のことは知っていたのでしっかり手を合わせてきました。山菜採りに山に入った人が遭難し、その人の救助活動に当たった人たちが雪崩に遭い4名もの救助隊の方の命が奪われたという痛ましい事故です。しかも6月半ば!登山道からは大きく外れたところで起こった事故だけに、ますますやりきれない思いです
15:39 下山しましたあああああ!!
温泉あがりすっぴんの変顔を世界に晒してまで伝えたいこの爆愛。今回は3人で5枚も食べちゃってもう思い残す事はありません。限定の「メカジキの生スモークとキノコペースト(右)」「トマトとストラッチャテッラのカプレーゼ風ピザ(中)」も超うま!そして最愛のビスマルク(左)は、地球上にこれ以上美味しいピザはないんじゃないかと思う美味しさです。食べている間じゅう感激で何も考えられず話もできず、最終的にはひょっとしたらこれはビスマルクでもピザでもない食べ物なのかも?と哲学的思想に耽るほど私の脳を破壊する唯一無二の存在。@Pittore,Iwappara
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次