Stayed at the mountain hut “Sanjonoyu” situated on the way to climb Mt.Kumotoriyama. I love the atmosphere and the hot spring bath of the mountain hut very much.
昨年末も1年の締めは、雲取山に登ってきました。
東京都最高峰である雲取山。メジャーなのはやはり雲取山荘に宿泊するプランで、それももちろん素晴らしいのですが、今回は大好きな三条の湯の予約がまたまた取れてしまいました♡本当にラッキーでした!
三条の湯に行くには、丹波山村村営駐車場からそのまま雲取山に登るのではなく、まずは舗装路をひたすら下りまくります。標高にして200mも!(゜▽゜;) 。そこからお祭のバス停を経て、延々と舗装路を歩くこと40分。それでやっと!!登山口に到着します。
登山口に着いてもまだまだ山道にはならず、舗装とか砂利のだだっ広い林道歩きがなんと2時間半も続くのです。これが長い〜!ちょーうざい!!(笑)
眺めも単調なので退屈で山道より全然くたびれるし、まだ登山しているつもりもないのにお腹だけがやたら空いてくるっていう(笑)・・・
で、やっと山道に入るのが歩き始めから3時間という、ゆったりしてるのに苦行なコース。その後やっと山道に入るとめちゃめちゃしあわせで嬉しくて楽しいんですが、山道を歩けるのはたった30分。呆気なく三条の湯に到着しちゃうんですね〜(笑)。
三条の湯のロケーションはいつ見ても素晴らしく、下から歩いてきて渓谷の木々の隙間にテント場が見えてくると感激します。沢沿いなのでめっちゃめっちゃ寒そうだけど、大自然な感じがあってここのテント場雰囲気いいなあー!小屋はテント場よりだいぶ上にあるのでそれを見上げる感じもすごくかっこいいです(けど、トイレとか行くのは大変そう (^^;) )
そしてなんと言ってもここのお楽しみは温泉♡湯の花咲きまくりでとろんっとろんの泉質は神かがっております。しかも去年に引き続き今年も、私は誰もいない一番湯に突入できちゃいました。いえーーい!それを狙って頑張って登ってきたのです 〜(≧∇≦)
キンッと冷えた澄んだ空気。寒い寒い山の中で、誰も居ない静かな温泉で木々を眺めながら極上の温泉に浸ったら・・・って想像してみてください。もうもうもう、自分ごと液体になってお湯に溶けちゃいますよ〜♡
「三条の湯」はご飯が美味しいのも素晴らしく、自家栽培の野菜や自家製ロースト肉などをメインとした食事が朝晩出てきます。近所のKさんのように昔ながらの感じの山小屋ごはんと比べると、ここの心尽くしのおしゃれなごはんは感動的!
翌朝は、美味しいごはん、きれいなおふとん、最高の温泉のおかげで元気いっぱいで朝6:40、雲取山山頂に向けて出発。今回はお天気も最高で、ピーカンな上に 暖かく登山道に雪も全くなかったので、チェーンスパイクも不要なまま爽快に歩けました。が!ここで事件が〜!!!( ̄□ ̄;)!!
三条ダルミまであと1時間というあたりで、一山超える感じで一回登ってから大きく下るポイントがあるのですが、そこを登っていたら上から4人の男性が下りてきて、「この先登りきった後の下りで道が崩落している、前を歩いていた若いカップルはその崩落した中を下りて行ったがかなり危険なのでやめたほうがいいと判断した、ここを引き返せば下の方に地図上で巻き道があるようなのでそこに行ってみるつもり」と教えてくれたのです。そう言われたらそうするしかないように思えたので、私もその方々(ソロの男性+3人のパーティー)について引き返し始めました。ところが地図で見てここが巻き道と思われるところまで下って来たら、なんと通行禁止のロープが貼られていてその向こうにも道らしきものは見えません。結構急な斜面でしたが、もうここを進むしか術ははないだろうと判断、私と仲間はロープを潜ってそこを登り始めました。しかし、道がないだけあってかなりアクロバットな展開に〜!上から下りてきた4人の男性は、私達が奮闘する姿を見て怖くなったのかついては来ず、やがて見えなくなりました。さあそこからが大変でした。とにかく急な斜面で、足元はサラッサラの土で全く引っかからずまともに立つことができません。足が引っかからないので自然と手で木の根や倒木につかまろうとするのですが、水分がなくサラッサラの土だからか、触った瞬間にふわっと取れちゃうものばかりでつかまるべきものがどれなのかわからない、て言うかつかまれるものがなーい!!一度、つかまろうとした大きな倒木がそれごとザッと浮き上がって谷底にズゥゥゥゥーーーーンッ・・・という地響きを立てて落ちていった時は本当にゾッとしました。まさにアリ地獄!!自分も落ちなくてよかった!!つい5分前までは足の立つ安全な登山道に居たのに、いきなり生きるか死ぬかみたいな大ピンチなシチュエーションに飛び込んでしまったと思い、ヤバイ、落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせ、砂まみれになりながらもとにかく少しでも安全に見える方に、ちょっとずつちょっとずつ進みました。道なき急斜面に張り付いてジリジリ進む時間はやたらに長く感じ、無事足の立つところに戻れた時は本当にホッとしました!!よかったああああー!!あとで写真の時間を調べてみると闘っていたのはたった30分の出来事だったのですが、全くそうは思えない位長い長い時間に感じました。無事登山道に戻ると、なんと先ほど私にその先の道が崩落していると教えてくれた男性がひょっこり後ろから歩いてきました!?なんと彼らは道なき道を進む私たちを見て、あれなら上の方で見た崩落してる箇所の方がまだマシだと考えたらしく(笑)もう一度登って最初に目撃した崩落箇所を下りてきたようです。おそらく、てか絶対にその崩落箇所の方が私が体験したアリ地獄よりマシだったようです(あとで何人かに聞きました )。私が体験したあのアリ地獄はとにかくヤバ過ぎました!!というわけで私はすっかりワリ喰ったと言うかハメられた感すらありましたが、登山の行動は全て個人の責任。あの時崩落箇所まで実際に行って自分の目で確認しなかった私が悪いのです。
次回こういうことがあったら、人の話に流されず、実際に自分の目で確認してから判断しようと肝に銘じました。
ちなみに私が体験したアリ地獄ですが、後半すこーし足元が安定してきたときに撮った写真もあります。写真で見るとめっちゃのどかで全く危険な場所に見えません(笑)。心配してくださった方、ロープを潜った高遠彩子にオマエ何やってんだと説教してやろうと思った方は、その写真を見てなあーんだ、と思ってくださいませ(≧∇≦)
長くなったので前編はここまで。
後編で雲取山山頂に登頂しまーす。
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