Climbed Mt.Bonomine located between Tokyo and Saitama. You can experience a short but adventurous climbing from only an hour 45 minutes away from Tokyo.
棒ノ嶺(ぼうのみね)に初めて登ってきました。
埼玉県の「奥武蔵」と東京の「奥多摩」の境に位置する、と聞くとめっちゃめっちゃ「奥」の方にありそうな山ですが(笑)、なんと東京から1時間45分で登山口に着けちゃう、大変アクセスの良い貴重なお山です。
969mの低山ですが、登山口の標高が低いのでアップは836m。でも最近は900くらいだと物足りないので、めっちゃゆる登山気分で8:45登山スタート。
下山時には予想外の展開になるとは知らず〜(笑)
さすが12月、麓の標高は低くても歩き始めはものすごく寒かったです。鬱蒼と暗い杉林の道が続き、足元はびっしりの木の根だらけ。その木の根の絨毯?悪魔の足掛けトラップ?は進むごとにますます凄くなって、岩茸石通過後は見たことないくらいグワワワワ〜と一面木の根だらけになりました。
そしてあんなに寒かったのに登るにつれて暑くなってくるから人間ってすごいもんです。気温は2度くらいの中、登山前に食べたおにぎりがガンガン燃えているのがわかります。防寒のために着ていたレインジャケットは脱いでソフトシェルジャケットで登りました。
登り始めて2時間10分ほどで山頂到着。思ったよりずっと広くて公園のような山頂でした。写真でもよく見かける大きな桜の木があり、春にはお花見目当ての登山客が多いのも頷けます。景色が良いことも評判なのですが、私の感想としてはちょっと眺望は寂しかったかな〜。よく晴れていて遠くまで見渡せていましたが、見える峰々や街は遠すぎたし、ブッシュが邪魔で見づらく、見栄えに欠けるように感じました。
それでも人は結構多く、テーブル付きのベンチもあるのでみんな盛大に調理をしてお昼ごはん食べたり楽しそう。年齢層が若めなのも印象的でした。ただこの時日差しはぽかぽかだったのですが気温はとても低く、レインジャケット着用&ダウンケットを脚に巻いてもまだ寒かったです。
下山を始めると、上の方は下から吹き上げる風が冷たくて、歩いていても手がガチガチに冷えました。根っこだらけで歩きにくい道を下って行き、岩茸石のところにある分岐からは、今度は白谷沢方面へ下ります。ここからがちょっとびっくりな展開でした!
最初は歩きやすいなだらかな道が続くのですが、一旦車道に出た後が、突然アドベンチャラスな展開に。
沢沿いというか沢の中を歩くような道が多く、そもそも道に見えないところだらけで、え、ここをどう歩けと!?というワイルドな難問が次々と立ちはだかります。ロープも鎖もバンバン出てきてヒーヒー言いながら下りまくりました。
こういう経験は今までに何度もありますが、後から時間を調べると笑っちゃう位短い間の出来事だったりします。この時もすごく大変だと思ったのですが、後から見たら大変だったのはたった30分の出来事でした(笑)
難所を抜けたら30分くらいでもう白谷沢登山口です。
私が下山したのは13:30でしたが、その時、外国人の若い男性3人がごく軽装で登山口に入ってきて、1人はなんと半袖Tシャツ姿だったので心配にもなりました。最近午後になって登りはじめる外国人によく会うんですよね。。山は「お昼過ぎたら下山開始!」が基本なのですが、でもねー、それは私もしょっちゅう破っちゃってますねー(笑)。山の上でのんびりするのが好きなので〜
というわけで、今回はコースタイム6時間半のところ5時間半で下山。
とは言え、最後いきなりアドベンチャラスな30分に投げ込まれて結構びっくりしました。でもそのおかげで達成感がアップしたのも事実かも?
やっぱり桜の時期がおすすめなお山かなあと思います♡

登山口はどこじゃーい

雲一つない青空に恵まれてうれしーい!

ものすごい木の根っぷり!

ここでは1分だけ腰を下ろしました。設置してくれた方に感謝〜
よっこいしょ、って言うクセやめたい(笑)

この写真ではそこまででは無いですが、この上ではもっとすごくなってきて、CGで作成したパターンみたいに見えてきました(笑)

すぐ正面の道からまた山道に戻ります






印象的だったのは、その通行禁止の看板を乗り越えたすぐ後ろ、階段の真ん中で楽しそうにお菓子食べてたおじさん3人組。彼らはそのままこの激しい階段を登ってきたらしく!?長い階段の一番上にも張ってあった通行禁止のロープを潜りながらあっけらかんと「あれー?なんでロープ?あー、階段が壊れてるって書いてあったなー!」って。まったくもー(呆)!3人とも幼稚園からやり直し!(笑)

それにしてもよく見かける「関東ふれあいの道」って個人的には名前がなんだか恥ずかしい・・・それを「関ふれ」って略すのはもっと・・・(笑)




私は背は高い方なのですがブッシュが邪魔なのと、見えても眺めが遠いですよね〜






(寒すぎて顔が痛いのでフェイスマスクが外せません〜)

マジですか聞いてませんよ〜?ってくらい、いきなりアドベンチャラスな世界に投げ込まれました。
沢沿いの道、ってか道が見当たらないので道なき道をヒーヒー下ったり、結局沢の真ん中を歩く沢下りとなりました


鎖場やロープがあるのはいいのですが、岩が濡れてるのですごく滑りやすく、鎖に必死で捕まって足はツルンツルン盛大に滑りながら歩く、みたいなところもありました

ロープは全然いいけど岩が濡れててツルンツルンなのがマジやばい

私がんばった!

そして今写真で時間を見ると、ヒーヒー闘ってたのはたったの30分なんですよね〜!もっと長く感じましたが。
人生もそんなもんである、なんて山から学んだりして(≧∇≦)




なんかのんびり登山のつもりが、最後の30分のせいでいきなり生還気分(笑)
突然アドベンチャー体験できて得したって言えばまあそうなんですが (^^;) 。

河又バス停登山口のトイレにて。シールをデザインした人の無念が伝わってきました。ボタンの上の壁に貼りたかったけど材質的にくっつかなかった、とかなのかもしれません(笑)
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