2023.10.mid 苗場山

Climbed Mt.Naebasan again. The beauty of the huge peak of this table mountain made me come back here again and again.

少し前になりますが、またまた苗場山に登ってきました。6月に初めて登ってめっちゃくちゃ感動して超気に入ってしまった苗場山。テーブルマウンテンならではの広大な山頂部分の、あの天国のような世界にもう一度会いたくて、前回は神楽ヶ峰側から登りましたが、今回は反対側の小赤沢側から入りました。

苗場山の魅力は、なんといってもその広大な山頂の美しさですが、難点はどっちから登っても登山道がなかなかの悪路であること。
前回神楽ヶ峰側から登った時は、下部がゴロンゴロンの岩だらけで、しかも雨でもないのにそれが全部濡れていて沢歩きに近い感じのところもあり、下りが滑りそうで心配で心配で、朝からずーっと帰りが怖くて一日中病んでいました(笑)。

今回の小赤沢側からのルートも悪路は悪路でしたが、神楽ヶ峰側よりはマシという印象。それでも6合目から8合目位までは急登の悪路で、登りはともかく下りは、個人的にはめちゃめちゃ怖かったです。岩はそこまで大きくないのですが、段差が激しくて足が安定しない上に、神楽ヶ峰側と同様濡れているところが多いので一歩一歩が滑りそうでした。滑る場所がとにかく苦手なんですよね〜

ただ神楽ヶ峰側コースと比べたら、小赤沢側からの方が圧倒的に楽に、呆気なく登れた気がします。神楽ヶ峰側からだとなんと言っても神楽ヶ峰というタンコブを一旦登って下らなくてはいけないので当たり前と言えば当たり前なんですが、小赤沢側からだと山頂に着く前に、9合目がある広大な台地があるので、8合目を過ぎたら早くも山頂気分を一旦味わえちゃうというのもあります。

でも9合目がある台地と広大な山頂を接続する細い登山道も地味に大変で行きも帰りも結構ヒーヒーでした。
濡れた大岩ごろんごろんなので歩くのが怖くて、私は二足歩行を拒否して手をつきながらおさる歩きしてました(≧∇≦)

今回は、前回山頂に1時間しかいられなかったことを踏まえて早めの行動をしたため、9:50には山頂到着。
前回、尾瀬ヶ原より美しく神秘的と感動した広大な山頂を今回は思う存分堪能して、なんと4時間以上という盛大な長居をしやがりました!

山頂部分は広大な上にとてもしっかり整備されていて綺麗な木道が長く広く伸びています。
行かれる限り全部の木道を歩こうと欲張って、ラピュタの世界の端っこまで歩いて、そこから見える下界の景色を楽しむ、というのを各方角で試しました。

お天気も良かったためかなりの人出で、そのため前回より神秘的な感じはなかったのは少し残念。山頂の苗場山頂ヒュッテのトイレ行列は30人以上!?30分以上かかっていたようです。

そんなに賑わっていたのに、あまりにも長居していた私はほぼビリッケツになってしまい、14:00下山を開始する頃には、広大な山頂はがらーんとしていました。
静かな秋の草原のにおい。空に向かってぽっかり口を広げ白い雲を映す池たち。遠くの山々から見守られ、下界からは決して見えない天国の台地。
何度来てもまた来たくなる、あそこにしかない世界です。

帰りは冒頭で書いたように悪路に苦戦しましたが、時間としては短く、9合目のある台地でのんびりおやつ休憩したにも関わらず16:30には下山できました。
小赤沢側からのルートの方が圧倒敵に楽ですが、私はやっぱり前回の神楽ヶ峰側からのルートが好きかなあー!
神楽ヶ峰側から登ると、苗場山の手前で一旦登る神楽ヶ峰山頂からこれから登る苗場山を眺めつつ進んで行くワクワク感があるし、帰りもあの遠ざかっていく山頂のラピュタの世界を、この目で見つめながらお別れできるのがいいんですよね。
下部の濡れた悪路が苦手な私ではありますが、また来年も行きたくなっちゃう気がします。

そして帰りはもちろん、またまた例の日本一愛しているピザでございます(≧∇≦)♡
温泉上がりのすっぴんで動物化している写真をアップする自分の勇気に拍手!

今回は雲が多くて前回ほど池が青くなかったですがそれでもすっごく綺麗で感激
クリスマスみたいなデコレーションツリー
7:17 3合目登山口から元気に入山!に見えますが、なんか今日は眠いな〜っ
紅葉きれい〜 大あくび〜(笑)
今日はちょっと雲が多い予報で心配でしたが、青空が見えていてうれしい
登り始めて30分でもう4合目です。早くてうれしー!アガるわ〜
それなりに悪路も現れますが、神楽ヶ峰側ルートよりは全然マシでよかった〜
こんなきれいな木道が早くも出てきました。自然保護にもなるし歩きやすいし、整備して下さった方に感謝です
紅葉が天へ向かってよじ登ってる木が何本かあって可愛さに釘付けでした。グラデーションが絶妙で、どんなクリスマスデコレーションよりかわいい
8:12、もう5合目だあー!
右上から時計周りに
ヒヨドリバナ
イワショウブかな?終わりかけで判別困難
ゴゼンタチバナ
シロヨメナ
ヒヨドリバナとシロヨメナはごくごく下部で。残りの二つは山頂台地で出会えました
鎖場も何回か出てきますが鎖場は割と好きなのでホイホイ登ります。あらよっと!
斜めストライプ 模様の紅葉。自然界の奇跡のような美しさに目を奪われます
8:42 6合目通過。まめにお知らせしてくれるのでたいへん励みになります!そしていつも思うのですが、登りのこういうのはどんどん現れてすごく励みになるのに、下りの時は全然次のが現れなくて「マダデスカー!?」とぶうぶう言います(笑)
また鎖場〜
8:59 7合目。ちょっと雲が多くなってきたのが残念
9:15 8合目。登り始めて2時間経ったので「2時間経ったら休憩すべし」のマイルールに従ってちょっと休みたかったですが、地図によるともうあと少し。なので行っちゃいまーす!
9:23 突然景色が開けて眺めが良くなり、もう山頂に着いたかと思っちゃいました。燃えるような紅葉
うわ〜なんなんだあのゴン太くん(できるかな)みたいな可愛いお山は!そして紅葉の赤すごすぎ
広々とした湿原が広がり6月に登った時の山頂のイメージと似ていたのでもう山頂の端っこに来てしまったのかと思いましたが、ここは山頂の一段下にある台地でした。この奥に進んでいくと最後に9合目の道標があります
木道をずんずん歩いて振り返ったところ。
遠ざかるゴン太くん
まだ9合目にも達していないのにもう山頂気分!
こんなに広くて美しい場所が山の上にあるなんて不思議ですよね〜
下界からは見えない世界
下の台地の最後に9合目の道標があり、その後また狭い登山道になり山頂につながります。その接続登山道は短いのですが、なかなかハードでして!
下の台地と山頂をつなぐ登山道。大岩ゴロンゴロンでしかも濡れてるところが多いので、滑りそうで全く気が抜けません。私は二足歩行を拒絶し必殺四つ足おさる歩きで切り抜けました(笑)
9:48 山頂の台地部分に到着しました〜!!
この道標が指している苗場神社方面はあとで視察に行くとして、とりあえず山頂標と小屋があるほうに進みます
広大な山頂の台地。緩やかに登って振り返ったところ
ヒュッテが見えてきました〜
そしてベンチの周りや木道にウッジャウジャ人がいてビビりました
苗場山頂ヒュッテにやってきました
苗場山頂ヒュッテ。以前は小屋内のトイレも使えましたが今は外の簡易トイレ一つしかないので大行列!私は比較的列が短いうちに並べてよかったですが、私の後は30人以上の行列ができていました。今日は特別に混雑して掃除なども含めて手が回らなかったかもしれませんが、ちょっと対策が必要かな?と思いました
小屋のトイレの奥に道がのびていて「見晴らし台」と書いてあったので行ってみました。前回は見なかった側の景色で、右から火打山、妙高山、白馬岳から北アルプス北部全体が見えています。手前には鳥甲山も。
友達と交代でトイレ行列を離脱して見に来て、思ったより道が長いので順番を逃している人もいました(笑)
山頂が広大なので、遅ればせながらやっと山頂標のところにやってきました
さあーお昼だお昼だー!景色が一番いいところがいいな〜とウロつきましたが、結局前と同じベンチに吸い寄せられました(前方にたくさん人がいるところ)。座れるかなーと近づいたら、ちょうど空いて座れてラッキー!
今日のお昼ごはんは変わり種!登山に行った時に興味を惹かれて買ったこのラーメンです。インスタントラーメン経験が極端に少ない私・・・さて、どんなもんでしょう??
結果、残念ながら私には味が濃すぎ、スープが多すぎまして、やはり登山にはカップヌードルが一番ピッタリだなとカップヌードル愛を確認した次第でございます (≧∇≦)登山だとスープを捨てる場所がないので全部飲むしかないのがツライところです
お昼休憩のベンチからの景色
11:47 50分ほど休憩して、さあー山頂台地の探検に行くぞー♡
この頃雲が減ってきて、青空と白い雲を映した池の景色にうっとり。空に近い場所だからますます美しく感じるのかなあ?
神楽ヶ峰側の端っこまで歩いてきたら、前回通ったルートが手に取るように見えて大興奮。うっわーーーい!
左手の山が神楽ヶ峰、そこからくねくね下る道がずーっとこちらに伸びています。今歩いている人もたくさん見えて絵本のような眺め
神楽ヶ峰山頂から下ってくる道、歩いている人が見渡せて、紅葉も綺麗で絵本そのもの
端っこから引き返して山頂中心方向に戻ります
ぽっかりと雲をみてゐる秋の池
苗場山山頂、空に浮かぶ広大な世界
南東に伸びるシラビソ廊下方面の木道を進んで探検に行きます。広くなだらか〜に下っているのですが、かなり進んでも小屋は見えていて、まだまだ山頂にいる気分です
シラビソ廊下側の「世界の端っこ」にやってきました。ここから先は急坂なのでここでストップ。
シラビソ廊下側の「世界の端っこ」にやってきました。ここから先は急坂なのでここでストップ。
また一度山頂中心部に戻りまーす。遠くの、少し高いところにヒュッテが見えています(私の頭の左上)
山頂の美しい木道は、中心部から作っていったようです。木材に施工年度がつけられていてところどころ年度数が切り替わるので、丁寧に時間をかけて作られたのがわかります
一度山頂中心まで戻ってきて、ヒュッテをかすめて今度は苗場神社方面を探検に出かけます
尾瀬より美しいと感じたこんな広大な世界が、山頂にあるのです
今朝通った苗場神社方面への分岐点。午後の日差しでまた違った美しさになってきました
池の青は空の青
苗場神社。小さな祠に手を合わせます
苗場神社の先はかなり先まで道が続いていて、小さな池もありました
苗場神社の先に龍ヶ峰という小ピーク?があると地図に書いてあったのでとりあえずそこまでは行こうと進んで行ったのですが、いくら歩いても現れないし眺望もないので結局引き返すことに。
でもこんな素敵な紅葉に出会えたので収穫もありました
山頂付近はだいたい全部探検し終えたので、ようやく下山方向に。山頂の台地と一段下の9合目がある台地を結ぶ登山道は大岩ゴロンゴロンで、行きも苦手に感じましたが帰りはさらにビビりました!上りの時はもうすぐ山頂だという嬉しい気持ちだったのとストックなし四つん這いおさる歩きで歩いたのでまだマシだったのですが、帰りストックを持って歩いたらめちゃくちゃ怖かったです。この写真はようやくその登山道を抜け9合目がある台地まで降りてきたところ 
山頂で盛大に長居した上に、9合目がある台地でものんびりしちゃいましたが、いよいよ下山です。かなりの悪路と闘う前に糖分補給。マルセイバターサンド、美味しかったです!レーズンサンドは好物♡
いよいよ下山らしい下山。8合目から6合目まではゴロンゴロンの大岩の急登続きでヒーヒーでした。一歩一歩に必死で心休まる瞬間がなく、景色どころじゃありません
どこまで続く岩道ぞ〜
1時間近く岩道と戦って、ようやくホッとできる道も出てきました。ここは平らで膝がひととき休まります〜!
5合目までが長かったー!!既にグデグデ(笑)
なんてカラフルで可愛いらしい世界
ああああ4合目の道標さん!!キミに会いかったよー!!ゴールは3合目なので後もう少し
下部の方は紅葉が最高でした〜
16:33 下山しましたああああああーーーー!
9合目がある台地からたった1時間40分だったとは思えないほど下りがキツかった・・・やはり苗場山はどっちから登っても悪路がつきものみたい?上りに関してはこちらの小赤沢の方が短いしずっと楽に感じましたが、下りは緩やかになってからも湿った部分が多くこちらも気が抜けませんでした
というわけで新潟に来たらもうここに来ないわけはないのです!てかここに来るために新潟の山に登ってる説もある(笑)私が日本一愛するピザ♡温泉あがりすっぴんで動物化する自分をネット上に晒してまでこの愛を叫びたい。ここのピザに出会って以来どんな有名なお店のピザも普通に感じてしまい、ある意味不幸になりました(≧∇≦)@Pittore, Yuzawa
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