The latter half of my diary about climbing Mt. Sugorokudake in September.
双六岳登山、後半です。
双六岳(2,860m)はどの登山口からも遠いため、なかなか気軽には行きづらく、今回初めて登ることができました。
1日目、双六岳下の双六山荘に辿り着くまでに8時間半もかかりくたびれ果てていたため、登頂は明朝に回したいな・・・という気持ちが強かったです。山頂は往復で2時間の距離。
でも翌日は午後天気が下り坂との予報だったので早く下山したかったし、頑張って1日目の16時から双六岳に取り掛かりました。薄暗くなっていく中、疲れと、少し不安な気持ちもありました。
ところが・・・登ってみて腰抜かしました!!
美しいところと期待はしていましたが、想像を遥かに上回る世界に出会い、地球から飛び出してしまったかと思いました。今でも、思い出しただけで心があの世界に吸い込まれそうになります。どの登山口からも遠いだけに秘境感があるし、下から見てあんな世界が上にあるとはできないところは苗場山に通じるものもあります。
地球ではない、地球のその上の世界に行ってきてしまったような、切り取られた時間でした。なだらかに雄大に広がる景色がアーベントロートで赤く染まり、橙色に輝く大きな月まで現れた時には、何も考えられずただただ夢中で目を見開いていました。
この夕暮れの時間が今回の登山のクライマックスではありましたが、翌朝下山時の槍ヶ岳の絶景見えっぱなしコースも負けず劣らずの感動でした。
絶景に慣れちゃうってバチが当たりそうですが、本当にずーーーーっと、絵のような絶景が見えっぱなしで、幸せで爆発しそうでした。
このコースはとにかく長いのでそれがネックではありますが、リピート確実、また行きたくて仕方ありません。
あの星に帰りたい。
そんなふうに思ってしまう、地上のその上の世界でした。
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