Climbed Mt.Sugorokudake between Nagano and Gifu. The trail was very long, but the scenery around the top was breathtaking. This post is the first half of this trekking.
一泊二日のテント泊で双六岳(2,860m)に登ってきました。
東京からだと登山口まで遠い上に行程そのものが長いので、憧れつつも今までなかなか挑戦できなかったプチ秘境エリア。今回、前日から車中泊技を使って実現できました。
まあーーーとにかく感動しすぎて何から書いていいか全然わかりまへん!
双六岳。美しいところと期待はしていましたが、想像を遥かに上回る世界に出会い、地球から飛び出してしまったかと思いました。今でも、思い出しただけで心があの世界に吸い込まれそうになります。どの登山口からも遠いだけに秘境感があるし、下から見てあんな世界が上にあるとは想像できないところは苗場山に通じるものもあります。
地球ではない、地球のその上の世界に行ってきてしまったような、切り取られた時間でした。なだらかに雄大に広がる景色がアーベントロートで赤く染まり、橙色に輝く大きな月まで現れた時には、何も考えられずただただ夢中で目を見開いていました。
1日目、双六山荘に到着するまでのコースも大変印象的でそれはそれは美しかったですが、やはりクライマックスは夕焼け前に双六岳に登頂した時。
そして翌日、朝の最高の空気の中、槍ヶ岳をはじめとする山々の絶景をずーーっと見ながら下山した時の美しさも、文章や写真では表現しきれない素晴らしさでした。
難を言えばこのコースはとにかく長い!!二日間のコース距離は30.7km、高低差は2119m。
双六岳の山頂付近がちょっと岩が大きくてゴッツゴツなくらいで、特に難所はなく、初心者でも登れちゃいそうですが、コースが長いのでやっぱり体力勝負になります。私は1日目は12時間、2日目は7時間半歩きました。
特に最下部、登山口から小池新道に入るまでがねー!冗長って言ったら口が悪いですが(笑)、タラタラタラタラほぼ平らな道が2時間もあるんです。あれ何とかならないんもんですかね?(笑)
行きは元気だったので「ねーいつ登山が始まるの?」みたいな気持ちでなだらかすぎる道をのんびり歩き続けましたが、帰りは、もー!早送りボタンどこ?ってくらいウザ長ーーーく感じました。
それでも小池新道に入り特に鏡平小屋から上はものすごく表情豊かなコースで、スイスみたい!!スイスに負けない!!と何度叫んだことか。
正確に言えばやはりスイスのようなスケールの大きさはないんですが、日本の山景色にはスイスにはない、コンパクトだからこその深み、趣き、感動があると思います。
今回あまりにも写真が多かったため、今日は前編のみアップします。
前編は、新穂高温泉の登山口から入って小池新道〜鏡平山荘経由で双六山荘に到着するまで。ここまでですでに8.5時間歩いていてめっちゃくたびれました〜(笑)
後編は、1日目の夕方双六岳に登頂しテント泊し、翌日ピストンで戻るまでです。
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