Climbed Mt.Senjogatake(3,030m) located between Nagano and Yamanashi. The view was amazing and I could see adorable Rock ptarmigans which is an endangered species.
初めて南アルプスの山に登ってきました。
仙丈ヶ岳、標高3030m。甲斐駒ヶ岳と並んで南アルプスを代表する名峰です。
南アルプスの山はやはり東京からだと遠いので、無理矢理日帰りできなくもないですがかなりのハードスケジュールとなってしまうのは避けられず・・・というわけで今回は前日長衛小屋にテント泊しての登山にしました。
長衛小屋まではなんとバスで行かれちゃうので、1日目はなんと何も登らずに付いた場所にテント張るだけ、あとは寝るだけ、「えっこれでいいの?」というスケジュール(≧∇≦)
1日目は14:20仙流荘発のバスに乗り北沢峠15:10着。長衛小屋へはそこから徒歩10分です。小屋で受付してテント張って、沢の流れの音に包まれ明日登る仙丈ヶ岳方面の山を眺めながらのんびり晩御飯。やっぱりテント村の雰囲気は下界にはないもので楽しいなあ〜!明日は3時半起きなので19時過ぎには就寝。
翌朝は見事に寝坊して3:50起床(笑)。ドッタバッタとテント内を片付け、朝ごはん食べて支度をして5:25テン場出発!本日はアップ1150m、コースタイム9時間30分の予定なので、本当はもっと遅く出ても下山は間に合うのですが、午後雨の予報が出ていたため早めの出発です。
最初はずっと樹林帯なので日焼けの心配がないのはよかったですが、結構コンスタントに急登が多く、しかも風がないので暑かったです(ババさま風がない〜!!(笑))。
道はしっかりと整備されていて歩きやすく、二合目、三合目、と細かく道標が立っているのがとても親切でした。
六合目あたりが森林限界。振り返ったらいきなり甲斐駒ヶ岳の超絶景が広がっていた時の感動と言ったら!!富士山も見えて、まだまだ山頂は先なのにこの時点でもう大満足してしまうくらいの超絶景。これから登る道、先に登って行く人がずーっと上まで見渡せるし、なんとずーっと下の谷間には今朝出てきたテント場も見えました〜!こういうのは下界ではありえないことで、山ならではの大好きな光景です。
ここから小仙丈ヶ岳山頂まではずっと急登でゼーハー。でもお花が結構たくさん咲いていてウサギギク、ゴゼンタチバナ、ハクサンフウロ、ミソガワソウ、セリバシオガマに大いに元気をもらいました。
8:10に小仙丈ヶ岳に登頂してから仙丈ヶ岳までは稜線歩きとなりますが、ここの岩場が部分的に結構険しく、年配のグループの方などよくこんなところを行くなあと感心してしまいました。
でもこのあたりはどちらを向いても絶景だし、今来た道もこれから行く道も全部見えていて、地形の美しさ、地球の美しさにずっと酔わされっぱなし。最後は稜線がぐるっとカーブして下はカールになっていて、そこでなんとたくさんのライチョウさん達にも会えましたー!可愛いお花もいっぱい咲いていて、登山の楽しさここにあり!といった感じの、最高のコースでした。
9:17仙丈ヶ岳登頂、山頂で頂き物のエッグタルトにパクつき、お昼ごはんはそこから一気に下った仙丈小屋のベンチで食べました。この辺りから早くも雲がどんどん出てきて、さっきまであんなに美しく見えてきた甲斐駒ヶ岳は雲の中に・・・えーん。
この下りに使った馬の背コースより、登りに使った小仙丈ヶ岳コースの方が眺めは間違いなく良いのでピストンすることも考えたのですが、雲で眺めはなくなってしまったのでこっちにしてよかった〜と結果オーライ。馬の背コースは小屋が多いのでトイレの心配がないし、こちらの方がやや緩やかなので下山の危険度も少なかったと思います。
五合目以降は今朝登ってきたコースと合流し、眺めのない急登をひたすら下る感じ。今日は午後雨の予報だったけど、なんとか降られずよかったー!と思っていたら、あと10分で登山口というところで降ってきやがりました!!ショックすぎ!!
その後かなりの雨の中でのテント撤収はエグかったですが、泥まみれなのでもう完璧に畳むことは諦め、全てだいたいで畳んでビニール袋に仕舞う戦法にしたのでいつもの3分の1くらいの時間で撤収できました。
バスに乗り仙流荘まで戻ってきたらいきなり文明社会。電波もあるし自販機もあるし、いつもいつも下山後のこの「山から降りてきたタヌキ」気分も楽しくて大好きです。
結局は2日目は9時間半のコースでアップ1150m、距離10.2km 、24757歩でした。
前泊すれば来られることがわかったので、今度は甲斐駒ヶ岳に登ってみたいなー!




















森林限界でいきなり絶景に出会いました。左が甲斐駒ヶ岳、輝く雲海を挟んで右は栗沢山、アサヨ峰と連なっています






ミソガワソウ、アキノキリンソウ、ハクサンフウロ、ウサギギク
ミソガワソウはラショウモンカズラと見分けにくいですが、お花の向きが一方向なのがラショウモンカズラです。
ハクサンフウロは場所によってやたらデッカくなったり背高のっぽになったりチビッとちいちゃかったり、環境によっていろんな子がいるのが自由な感じもするし健気な感じもするし、とにかくメッタメタかわいいです!!










ミヤママンネングサ、ミネウスユキソウ、イブキジャコウソウ、チシマギキョウ
ミヤママンネングサは初めて見ました!
ウスユキソウはやはり見るたびにときめきまくります〜♡






山ごはんはカップヌードルもカレーも、ドライ野菜をプラスして具沢山にするのが定番。


シナノキンバイ、ゴゼンタチバナ、マルバダケブキ、コバノコゴメグサ、ブタナ、モミジカラマツ
マルバダケブキはかなり大きな花で、なんとなく咲きっぷりが大雑把というか大胆な上に、仙丈ヶ岳の下に大群で咲いていたので迫力がありました。
ゴゼンタチバナはその葉っぱもお花も形式美があってまるで日本の紋章みたい。お花が終わって葉っぱだけでも見つけちゃうくらい大好きな子です♡



ヨツバシオガマとコバイケイソウ、トリカブトとマルバダケブキ、オトギリソウ、ヨツバシオガマ
オトギリソウはお花も可愛いんですが、つぼみが真っ赤なのがたまらなく!!可愛いのです〜





イヤーーン テントがビッチョビチョですぅ〜〜(;_;)!


もうこんだけびちょびちょドロドロだとちゃんとテント畳むのは無理ってことで、ビニール袋に投げ込み技を使ったので、普段の3分の1の時間で撤収できちゃった!
いえーい、すごい?という、冷たい雨の中の力無き万歳(笑)
はい、上下ゴアテックス着込んでても気温が低いのでこの後この弱っちい人は盛大に冷えました。。(笑)
最後は雨でちょっと大変だったけど、登山自体は最高のテント泊登山でした〜♡
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