Climbed Mt.Kobushigatake with the great view of Mt.Fuji. This was the only one sunny hiking area where I could go from Tokyo on that day .
予定していた日に限って雨が続き、1か月ぶりの登山となってしまった今回。
ようやく晴れ間を見つけて甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)に登ってきました。
その名の通り甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあり、標高は2,475m。奥秩父山塊の主脈の中央に位置するお山です。
長年気にはなっていたのですが、お花があんまり咲かなそうだったり樹林帯メインでビュースポットも多くなさそうだったりでつい後回し。他の山域が天候的に全滅な時に取っておこう、と思っていたら、まさに今回そういう展開となりました。
行きたかった山域がどこもかしこもぜーんぶ雨、という悲惨な状況だったこの日、唯一良い天気予報をキープしていてくれた甲武信ヶ岳さん!それでも朝9時までは雨マークがついていて、6:50に登山口に到着した時はまだ少し降っていたので、出発を少し遅らせることに。となるとコースタイム9時間半の稜線コースは諦めざるをを得ず、タイム8時間50分の千曲川源流のピストンコースにしました。
7:35ようやく雨が止んだので出発。はじめは車も通れるようななだらかな広い砂利道が続きます。ほぼずっと沢沿いを歩くのでずーーっと水の音が聞こえ続けているのが大変涼やか。実際気温も低くかなりひんやり、でも湿度はかなり高く、ずっと登り続けなのでちょうど快適な涼しさでした。こんなんでいいの〜?と思うくらいなだらかな道がほとんど。その代わりというか、お花ちゃんは全然いません(涙)・・・。眺めもほぼありません・・・。応援してくれる人(お花と眺望)がいない登山は結構飽きます(笑)。9:19にナメ滝に着くまではほぼそんな感じ。かと言ってナメ滝の後もそんな感じ(笑)。時々プチ渡渉があったり、橋があったり、ちょびっとだけ急なロープ箇所もありましたが、ほぼ登りやすいなだらかな道が多く、お花も眺めもない樹林帯をひたすらひたすら登ります。
10:47千曲川信濃川水源地標到着。ここが千曲川信濃川の生まれる場所、という水が湧き出ているところがあり、そこにコップが置いてありました。しかし2年前に白馬大池の水に大当たりして顔に致命的ダメージを喰らった私は決して近づきませんでした(笑)。
そこで出会った、上から下りてきたソロの男性がすごく面白くて、今日から三日間奥様と登山三昧だそう。それはわかるのですが登る山がこの甲武信岳、明日・男体山、明後日・苗場山とバラバラすぎ!? 2泊3日で縦走とかならわかるけど毎日下山してリセットしなくても!!しかも山域が離れすぎ(大笑)!そして奥様は山頂で物足りないと言ってご主人を突き放し別ルートで下山中だとかで、ますます面白い、天晴れな登山バカぶりでございました。
あとちょっとでお昼時ではありますが、この千曲川信濃川水源地標のあとはしばらく急登が続くので、それに備えてここで頂きもののコーヒーマフィンをぱくぱく。食べておいてよかった〜と言いながら急登をやっつけると、わーーっ突然富士山が見えましたあー!♡
広大な濃い雲海の上の富士山の美しいこと。そしてその雲海が物語る、「この山域だけが晴れ」という事実。今日はやっぱりこのお山に来て大正解だったなあ〜
ビューポイントから山頂まではすぐ。最後の最後は突然ガラッガラのガレ場になり、しかもものすごい強風が吹き荒れてました。山頂で山頂標と記念撮影しようにも うおぉ〜吹っ飛ばされる〜!ってことで山頂付近でのお昼ご飯は諦め、先ほど通りすぎてきた富士山ビュースポットまで下ってからお昼にしました。今日はずっとTシャツ+アームカバーで登ってきましたが、お昼ごはんポイントはなんと上着を着ていても寒くて 、その分カップヌードルが美味しかったです (≧∇≦)
さてピストンですので下山もひたすらひたすら、応援してくれる人のいない樹林帯を下るのみでございます。私は登るのは結構早くて大抵コースタイムより大幅にまくんですが、ビビリ・・イヤ慎重なので下山はほとんどまきません。その上先月八ヶ岳地蔵尾根で2回も転んだので、今回も大変慎重に下りてきました。そのおかげか!?なんとなんと、行きには気付かなかったお花にいろいろ会えてびっくり。えー!私お花はあんまり見逃さないんですがねえ〜!半分ショック、半分大喜びで写真撮りまくりでした♡
いつも登山をしていると、スピード重視で全くお花を見ない人も多くて、もったいない気がしちゃうんですよね〜。もちろん登山の楽しみ方は人それぞれですし、単にお花に興味ないのかもしれませんが・・・高山植物は筆舌に尽くしがたい、地球の宝物のような尊い可愛さなので、私はできるだけゆっくり登って愛おしみたいと思います♡
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