2023.07.mid 甲武信ヶ岳

Climbed Mt.Kobushigatake with the great view of Mt.Fuji. This was the only one sunny hiking area where I could go from Tokyo on that day .

予定していた日に限って雨が続き、1か月ぶりの登山となってしまった今回。
ようやく晴れ間を見つけて甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)に登ってきました。
その名の通り甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあり、標高は2,475m。奥秩父山塊の主脈の中央に位置するお山です。
長年気にはなっていたのですが、お花があんまり咲かなそうだったり樹林帯メインでビュースポットも多くなさそうだったりでつい後回し。他の山域が天候的に全滅な時に取っておこう、と思っていたら、まさに今回そういう展開となりました。

行きたかった山域がどこもかしこもぜーんぶ雨、という悲惨な状況だったこの日、唯一良い天気予報をキープしていてくれた甲武信ヶ岳さん!それでも朝9時までは雨マークがついていて、6:50に登山口に到着した時はまだ少し降っていたので、出発を少し遅らせることに。となるとコースタイム9時間半の稜線コースは諦めざるをを得ず、タイム8時間50分の千曲川源流のピストンコースにしました。

7:35ようやく雨が止んだので出発。はじめは車も通れるようななだらかな広い砂利道が続きます。ほぼずっと沢沿いを歩くのでずーーっと水の音が聞こえ続けているのが大変涼やか。実際気温も低くかなりひんやり、でも湿度はかなり高く、ずっと登り続けなのでちょうど快適な涼しさでした。こんなんでいいの〜?と思うくらいなだらかな道がほとんど。その代わりというか、お花ちゃんは全然いません(涙)・・・。眺めもほぼありません・・・。応援してくれる人(お花と眺望)がいない登山は結構飽きます(笑)。9:19にナメ滝に着くまではほぼそんな感じ。かと言ってナメ滝の後もそんな感じ(笑)。時々プチ渡渉があったり、橋があったり、ちょびっとだけ急なロープ箇所もありましたが、ほぼ登りやすいなだらかな道が多く、お花も眺めもない樹林帯をひたすらひたすら登ります。
10:47千曲川信濃川水源地標到着。ここが千曲川信濃川の生まれる場所、という水が湧き出ているところがあり、そこにコップが置いてありました。しかし2年前に白馬大池の水に大当たりして顔に致命的ダメージを喰らった私は決して近づきませんでした(笑)。

そこで出会った、上から下りてきたソロの男性がすごく面白くて、今日から三日間奥様と登山三昧だそう。それはわかるのですが登る山がこの甲武信岳、明日・男体山、明後日・苗場山とバラバラすぎ!? 2泊3日で縦走とかならわかるけど毎日下山してリセットしなくても!!しかも山域が離れすぎ(大笑)!そして奥様は山頂で物足りないと言ってご主人を突き放し別ルートで下山中だとかで、ますます面白い、天晴れな登山バカぶりでございました。

あとちょっとでお昼時ではありますが、この千曲川信濃川水源地標のあとはしばらく急登が続くので、それに備えてここで頂きもののコーヒーマフィンをぱくぱく。食べておいてよかった〜と言いながら急登をやっつけると、わーーっ突然富士山が見えましたあー!♡
広大な濃い雲海の上の富士山の美しいこと。そしてその雲海が物語る、「この山域だけが晴れ」という事実。今日はやっぱりこのお山に来て大正解だったなあ〜

ビューポイントから山頂まではすぐ。最後の最後は突然ガラッガラのガレ場になり、しかもものすごい強風が吹き荒れてました。山頂で山頂標と記念撮影しようにも うおぉ〜吹っ飛ばされる〜!ってことで山頂付近でのお昼ご飯は諦め、先ほど通りすぎてきた富士山ビュースポットまで下ってからお昼にしました。今日はずっとTシャツ+アームカバーで登ってきましたが、お昼ごはんポイントはなんと上着を着ていても寒くて 、その分カップヌードルが美味しかったです (≧∇≦)

さてピストンですので下山もひたすらひたすら、応援してくれる人のいない樹林帯を下るのみでございます。私は登るのは結構早くて大抵コースタイムより大幅にまくんですが、ビビリ・・イヤ慎重なので下山はほとんどまきません。その上先月八ヶ岳地蔵尾根で2回も転んだので、今回も大変慎重に下りてきました。そのおかげか!?なんとなんと、行きには気付かなかったお花にいろいろ会えてびっくり。えー!私お花はあんまり見逃さないんですがねえ〜!半分ショック、半分大喜びで写真撮りまくりでした♡

いつも登山をしていると、スピード重視で全くお花を見ない人も多くて、もったいない気がしちゃうんですよね〜。もちろん登山の楽しみ方は人それぞれですし、単にお花に興味ないのかもしれませんが・・・高山植物は筆舌に尽くしがたい、地球の宝物のような尊い可愛さなので、私はできるだけゆっくり登って愛おしみたいと思います♡

いえーい、本日は新しいTシャツなんです。白T好きなので登山でベージュは初めて。新しい山ギアってなんでこんなに嬉しいんでしょう (≧∇≦)
お花も景色も目立つポイントもほとんどないコースなので、この水源地標はこのコースのアイドルです。だからって抱きつかなくても(笑)
山頂付近だけ、富士山が望めて一気に気分があがります!
三宝山を通る稜線のコース(上のコース)を登る予定でしたが、朝の雨のため、無理せず急遽水源地標を通るコース(下のコース)をピストンすることに変更。それでも往復8時間を超えます
7:36、雨がやっと止んだので元気にしゅっぱーつ!Tシャツ♡Tシャツ♡Tシャツ〜♡
左の稜線コースを登る予定でしたが、潔く右のコースをピストンします(未練はあったけど〜・・・全然潔くないじゃん笑)
ゆるやかで登りやすい樹林帯の道が続きます
花ちゃんがいない〜〜景色もない〜〜と退屈しつつ登っていたら、あっお花!?
・・・ギンリョウソウさん、アナタでしたか・・・(笑)。色素を持たない腐生植物。別名がユウレイダケっていうのも頷ける、ちょっと怖いような雰囲気があります
やっと半分ちょい下の位置にあるナメ滝に着きました〜
いつも歩き始めて2時間でおやつ休憩することに決めてますが、まだ2時間は経ってないのでそのまま進みます
こういう山深い場所に階段があったり、登山道を整備して下さる方には感謝しかありません。
でもさ〜、アタシはお花ちゃんに会いたいのよ〜(たいくつ)!お花ちゃーーん!!
足元に花びらが落ちていたので目を輝かせてみあげたら、わーい、アズマシャクナゲだあ〜!随分と背が高い子でした
ハイ2時間経ったのでこれ食べます!アサヒのプロテインバーにはお世話になってます
ずーっと沢の音、ずーっと濃厚なフィトンチッドに包まれて幸せ
千曲川信濃川水源地標まで来ました。山頂まではあとちょっと。でもここから急登なのでエネルギー源としておやつ食べときま〜す!
黄色い鎖に繋がれたステンレスカップがあるの見えますか〜?あれが、千曲川信濃川の生まれるところ、です
30分以上急登を登ってきて分岐まで来ました。ずーっとなだらかで退屈だったので、急登も全然大変ではなく短く感じました
アズマシャクナゲ。傷みやすいお花なので完璧美人に出会うと嬉しい
わあーー突然富士山がみえましたあー!!アガるぅー!!めっちゃ元気出るーー!!
世界に名峰多けれど、なんでこんなに美しいお山が私が生まれた国にあるのだか。。。神様ありがとうございます(😣) ♡
山頂付近はいきなりのガレ場。そして風が強いーー!吹っ飛ばされるー!
風が強過ぎてつかまらないとよろけるわ目は開かないわ(笑)・・山頂でお昼ご飯はやめときます
盛りのアズマシャクナゲがこんなに♡これもなんと山頂です
登山の日は化学調味料で強い子になる日!なんか前回と同じのなっちゃいました。でもコレやっぱり名作〜♡いつも乾燥野菜をプラスして食べています
今日は特別にお花に飢えているので、キバナノニガナちゃんに大喜び
今回初めて行動食として羊羹というものに挑戦してみました。甘いもの苦手の私にはやっぱり甘すぎたけど、名店の味とはこういうものかとありがたくいただきました。そして私の紫外線避けフェイスマスクは鼻にこんな跡がついて大いに気に入らないのですが、機能性はバッチリで洗い替え含めて3色も買っちゃったのでもう開き直ってます。どうだ!(笑)
浮気者の私、本日の彼氏とツーショット♡
ビューポイントから山頂付近を見上げたところ。ピョーンと飛び出ているのが山頂標で、人も見えますね。あのあたりが風びゅうびゅうです
キバナノニガナ
アズマシャクナゲ
分岐まで戻ってきました。この後急登下ります
眺めもお花も全然ありませんが、水の音がずーっとついてくるように聞こえているコースです
この橋まで戻ってきたー!
目印となるものが本当に少ないので、橋や渡渉が進捗の目安になります
ナメ滝。舌出してるし。。(笑)
ナメ滝から1時間半も下り続けているのに全然つかない〜!くたびれておやつ休憩。頂き物のエッグタルト、おいしー!!山だと甘いものの許容範囲が突然がば〜〜と広がる私
シロバナヘビイチゴ。行きは気づかなかったー!
えーーっ!えーーーっ!行きに気づかなかったことに本当にびっくり!!大好きな大好きなキバナノオダマキが、登山口直前に咲いていました
オオヤマフスマ
終わったあああああ〜〜長かったああ〜〜!!今回は割とリアルな達成感ポーズです。登りであんなにまいていたのに、結局下山は16:50になっちゃいました。1ヵ月ぶりと言うこともあり、かなりくたびれましたが、この後この人、逆動体視力を発揮してめっちゃいいお蕎麦屋さんを見つけて うっひょうひょになります(笑)
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