2022.12.last 三条の湯・雲取山

Climbed Mt. Kumotoriyama which is the highest mountain in Tokyo prefecture(2,017m). It was so nice to stay in the mountain hut and the hot spring there was really good.

昨年末12月30日、31日と雲取山に一泊で行ってきました。
一昨年は雲取山荘に宿泊しましたが、今回は激混みを予想して「三条の湯」に宿泊、これが大正解でした。

東京都最高峰として知られる雲取山(2,017m)。「三条の湯」はその雲取山の中腹、雲取山荘とは反対側の標高1,103メートルの位置にある山小屋です。

1日目は「三条の湯」まで登るだけなので、下り310m、アップ660m、4時間の楽ちんコース。私は後山林道コースを取ったので、ほとんどが林道でちょっと退屈でしたが最後はやっと山道になってくれました。その山道が、よほど古くからある道らしく、お城の塀?庭園?のように整備された美しい山道で驚きました。

13:30に三条の湯に着くとまずは受付です。「食事は夕食も朝食も5時半です」って説明が山小屋ならではで面白いですよね (≧∇≦)。
この山小屋は親子三代で受け継がれ70余年の歴史があり、家庭的でとても感じがよい小屋。何より温泉が最高なんです。山深い場所にぽつんとある山小屋で、とんでもない濃度のぬるぬるすべっすべのお湯を一人占めして、これを天国と言わずして!?という忘れ難いひと時を過ごしました♡

ご飯も自家栽培の野菜料理が多くとても心がこもっていて、近いのにK山荘との差がすごい。。とか思っちゃった私(コラ笑)。宿泊は大部屋でしたが暖炉もあってあたたかく快適で、19:30からぐっすり寝られました。

翌朝は朝ごはん食べて6:40に出発。
2日目はアップ1240m下り1600m、9時間のロングコースなので張り切ってます。雲取山山頂までは私は歩いたことのないコースなのでワクワク。心配していた雪は結構ありましたがほどよく締まっていたのでチェーンスパイクがあればとても歩きやすく、モルゲンロートや富士山も拝めて素晴らしい朝でした。覚悟していた最後の急登は流石にキツかったですが(いやキツかったのは急登ではなく空腹だったんじゃ?笑)山頂に出たらいきなり良く知っている大好きな場所に出てめちゃめちゃ嬉しかったー!
雲取山は本当に眺めが最高で、山頂からの眺めも、下っていく道中の地形も印象的で大好きなんです。富士山を抱く大パノラマを楽しみつつの下山は、夢のような時間でした。

この日は大晦日ということで年越し登山で登ってくる人の多さにも驚かされました。この人達、ほんとに全員山小屋に収容できるのかな!?とビビるほどでした。
朝6:40から歩き始めて下山は15:40。さすがにくたびれましたが、爽快な疲労感!
この2日間は例年に比べ暖かく、お天気もバッチリで本当に最高の山行でした(前年はなんと吹雪で風速20mだったらしいです)。

2日目は雪道が多かったのでチェーンスパイク装着!寒さ&雪焼け防止のフェイスマスクもつけて怪しさ満点(笑)。
2日目の10:30、雲取山登頂!
1日目は9:47に丹波山村無料駐車場を出発。いまだに新しいザックを写したいらしい(笑)
最初の30分は、登山口までひたすら舗装道路を「下り」ます。
10:23、やっと登山口に到着。でもここからもずっと林道なのです〜。見ての通りの舗装路。
落ち葉も多いし凍っている部分もありますが基本的にずっと舗装路(つまんない。。)。川沿いなので標高の割に気温は低いです。
このルートはずーっと林道なので休憩ポイントがほぼないのが難点。12時過ぎてしまいもう空腹でヨレヨレになってきたので(笑)もうどこでもいいや!と道が少し広くなっているところでお昼ごはん。今日は普通にシーフード。明日用にはポルチーニ持ってきました。
やっとここから山道になります。三条の湯までは35分。
舗装路が長かったのでやっと自然を満喫している気分になれて嬉しい〜!!元気いっぱいでどんどん登ります
この道が、よほど古くに整備された道なのか、お城の塀?庭園?のように美しくととのっていて驚きました。写真の左上や奥の方まで、段々に整えられているの、見えますか〜?
整い過ぎちゃって面食らいます。ハリウッド映画でサムライが向こうから歩いてくるセットみたい(笑)
30分ほどでいきなりテント場が見えてきました。到着したらしい〜!素晴らしい環境だけど、この季節に水辺にテント張るって。。ささささ寒そうー!
三条の湯はテント場より結構上にあるので、テントの人はお風呂や水の確保やらトイレやらはちょっと遠め。唐松岳頂上山荘よりはマシですが・・・あれは遠かった〜(笑)
本日は大部屋宿泊です。暖炉もあるし清潔でとても快適。
ここが温泉。誰もいないので写真撮っちゃいました。ここもとても綺麗で何より最高の泉質!幸せすぎて私が液体になっちゃうかと思いました。
お風呂上がり、バルコニーにて。晩ごはんまで待てないので持参のおやつをムシャムシャ。ここにハンモックがありました。
バルコニーで遊んでたら宿の人が暖炉に火を入れにきたので早速張り付きました。私のタオルも知らないおじさんの靴下も仲良く干される、それが山小屋( •̀ .̫ •́ )✧
晩ごはんは5:30から食堂で。オサレな内容にビックリ!自家栽培の野菜で、クミンを使った和え物やビネガーマリネ、天ぷらなど、一つ一つ心がこもったおかずでした。しっかり食べて19:30には就寝。
はい、朝ごはんは晩ごはんの12時間後、5:30です!
朝ごはんも可愛い〜 私は白米をがっつりおかわりして食べるため、卵焼きをごはんにのせてちびっとお醤油かけていただきました。
ごはんおかわりしてもりもり食べる。でもまだ顔はいまひとつ起きてない(笑)
ご飯を食べたらめっちゃ元気になりました!
今日は9時間のロングコースなので、張り切って出発〜 (6:40)
たった一晩だけど、とっても楽しかった三条の湯、ありがとう、さようなら・・・また来ます!
7:07、ガシガシ登っていたら、木々の隙間からモルゲンロートが見えて感激
なんとアセビの蕾に出会えました。え??これから雪降るけど大丈夫??と心配になりましたが、だからこそますます可憐で感激しました〜
雪道はいいのですが氷は危険なので油断せずしっかり足元見て登ります
三条ダルミに着きました。タルミってなんとなく響きが悪いですが(笑)鞍部とかコルと同義語のようです。ここからの富士山も素晴らしかった〜
三条ダルミでもアセビのつぼみちゃんに会えました
さあ、三条ダルミから先は最後の急登です!登り始めてすでに3時間経ってるけど、頑張るぞおおお〜!と、いうポーズ(笑)
ファイトおおおおお〜〜!いっぱあああああーーつ!
と、いうポーズ(笑)
本人わりとゼーハーしてます
10:30、雲取山2017m、ついに登頂〜!
いきなり良く知っている大好きな場所に出てびっくり、ちょーうれしー!!私がんばった!
雲取山山頂より、これから下山する七つ石山方面を見たところ。雲取山はルートに個性があって楽しいうえに、これから歩く道が山頂から見渡せるのが最高!私はこの眺めがだーい好きなのです。しばらく眺めていたくて、ここでおやつを食べました。
下山中、富士山とお話してるスノーマンくんに会いました
去年と同じ奥多摩小屋跡にて、富士山を眺めつつお昼ごはん。今日はポルチーニ!まとめ買いしたのももう残り少なくなってまいりました(笑)。こんなところで食べたらなんでも10倍美味しいですね〜
このルートでは有名な目印となっているdancing tree、と、手前はそれになり切ったつもりの人(笑)。
13:15、下りコースの最後の登り、七つ石山に登ります。と言ってもたかが20分くらいの登りなんですけどね。朝6:40から登っているのでいい加減くたびれてきてますが、がんばる!!
ひいぃ〜 ついたよ〜!がんばったよ〜!
七つ石山から下ること30分弱くらいで七つ石小屋に着きます。標高1597mに位置し、特にテント場が大人気の山小屋です。今日は大晦日とあってテント場の密っぷりがすごかったー!
雲取のこのコースは遭難が多いことでも有名で、コースが長いので下山できない、登頂できないという遭難者が毎年出ます。私もこの小屋に居合わせたおじさんに「登り?」と聞かれ「くだり!」と答えたら「ならよかった。お気をつけて!」と言われました。これから登るのは危険と確認してくれたんでしょうね。山ではこういう声掛けも大切です。
15:30ついに下山〜!どこの山でもそうですが、下の方はめちゃめちゃ長く感じます〜。最後の七つ石小屋からは1時間半くらいの下りだったのですが、暗い杉林の中を延々と下り、雪はないけど落ち葉が凄すぎて滑るので結構神経を使いました。でも東京都内でこんなすごい冒険ができるなんて凄すぎる。やっぱり雲取大好きー!
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