2022.10.late 谷川岳

Climbed Mt. Tanigawadake in autumn leaves!

10月末に谷川岳に登って来ました。
実は私、初・谷川岳でした!遭難事故死者数世界一で名高い山ですが、それは冬山登山のお話。私はとにかく混雑、大行列がイヤで今まで避けておりました〜

ルートは大きく二つ、下から全部登る西黒尾根ルートと、最初はロープウェイを使う天神尾根ルート(距離はあまり変わらないけど標高差がグッと楽になる)があります。
登山口(ロープウェイ乗り場)に着くのが遅くなっちゃったので、もうロープウェイに乗る天神尾根ルートにしようかと思ったのですが、ロープウェイのあまりの大行列を見て驚愕!乗れたとしてもこの大群とずーっと行列で登るのはイヤだ〜と、やっぱり西黒尾根ルートで登ることにしました。

登ってみると、うっほっほほほ〜!さすが日本三大急登と言われるだけあるかなりの急登続き!しかもあまり目立ったポイントがないので休憩のタイミングが取りづらく、ラクダの背まで立ち休憩のみで一気に登りました。
ラクダの背からは、前方に「え、アレ登れるの??」というなかなかビビる岩場、鎖場がそそり立っていることが何度もあり、その度覚悟するのですが、登ってみるとそこまで大変ではなく、比較的岩場は好きな私はむしろすごく楽しかった!しかし中にはかなり難易度高めな箇所もあり、足を引っ掛ける場所が極小すぎて引っ掛からなかったり、岩が大勢の登山客たちに磨かれすぎてツルツルで、本気で頑張ってもアララ〜!となりそうになる場所もありました。

辛かったのは岩場より寒さで、登り始めはTシャツだけでアチチチチだったのに、ラクダの背から先は急に下から吹き上げる強風に見舞われ、それが冷たい!進むごとに天候、状態が変わるのが登山ですが、さすが冬山遭難死者数世界一だけあって、なかなかのご機嫌の取りにくさを秋でも感じました。

そして岩場より寒さよりさらに大変だったのは、なんと言っても混雑であります!肩の小屋から先は、ロープウェイに乗って来た天神尾根ルート組と合流し、その大群と共に天神尾根ルートを下るのですが、合流の直前、その大群を最初に見た時の驚きと言ったらありませんでした。エベレストの行列もすごいと聞きますが、大自然、山頂直下で見る行列ってやっぱり異様です!
ふたつの山頂であるトマの耳、オキの耳を繋ぐ稜線も人だらけ。そして天神尾根の下りは、行列すぎて立ち止まってばかりという、私は初めての経験をしました。これから進む道が全部見渡せるところが多かったので、ずーーーっと下まで続く行列は、壮観でした。。そのおかげで、紅葉や富士山をゆっくり眺めることはできましたが〜

行列のせいで下山はおそらく倍以上?時間がかかり、極め付け、最後帰りのロープウェイ行列かなんと1時間待ち!待っている間にとっぷりと日が暮れました。。

というわけで、やはり私が長年避けていたのはなかなかに正解だったと思える大混雑の谷川岳でしたが、西黒尾根ルートの岩場は楽しかったし、草紅葉や絶景も楽しめました!
空いてる日を狙えるなら、またぜひ行きたいけど、そんな日あるのかなあ〜(笑)

山全体が燃えるような彩り!秋の山の美しさはほんの一瞬ですが、だからこそ宝物だと思います。
奥のものすごい紅葉、見えますか〜!
登山口到着が遅れたのでロープウェイに乗って天神尾根ルートで行こうかと思いましたが、ロープウェイのあまりの行列にドン引き。やはり下から全部登る西黒尾根ルートで行くことにして、8:38元気に出発!
さすがは日本3大急登と呼ばれるだけあって、最初からガンガン急登続きます!
まだお花が咲いていることにびっくり!ヨメナちゃん〜!
鉄塔まで来ました。ここからちょっとだけ緩やかになりますがまたその後も急登ごんごん出てきます。
鎖場は「鎖要らないよね?」ってところも多いものですが、谷川岳は鎖があっても大変なところも多かったです。でも楽しめるレベル!そこまで危険ではありません。
すごい紅葉!♡スマホの写真ではここまでしか撮れませんが、赤や橙、黄色の宝石を散りばめたような美しさでした。真ん中に写っているのはロープウェイ天神平の駅。ロープウェイに乗っていたら、あそこから山頂を目指して登る天神尾根コース(激混み)を登っていたのでした。
西黒尾根コース、登ってきたルートを振り返ったところ。ここはちょうどなだらかで開けているところなので今登ってきた道が全て見えてとても楽しいポイントでした。こちらのルートはそこまで混んでないのもよかったです。ただ下から吹き上げる風が強くていきなり凍えてきましたΣ( ̄Д ̄;)
そしていよいよ天神尾根ルートとの合流地点が近づいてくると向こうに異様な光景が!!天神尾根ルートを登る人の行列・・・エグすぎます。
なんですかあの大群はああああ〜!2000メートル近い山頂近くでこの光景は本当に異様でした。西黒尾根登ってきてよかった。。
天神尾根ルートとの合流ポイントである肩の小屋分岐でお昼ごはん!人がたくさんいましたが端っこのほうに景色を眺めながら食べられる場所を見つけました。今日はお気に入りのシーフードプロ!
二つの山頂、トマの耳からオキの耳までをつなぐルートの渋滞ぶりにもびっくり仰天。谷川岳・・・人気すぎるー!
オキの耳まで行列で歩きます。
二つめの山頂、オキの耳登頂!今日は1日ピーカンの予定だったのに、この頃から雲行きが怪しくなり心配・・・
ついに降ってきてしまったので慌ててレインウェア着用。肩の小屋に向かって下ります。
あとは天神尾根ルートを下るだけ!だったのですが、ここからが本当の谷川岳の困難さを思い知ることになりました。渋滞がひどすぎる〜!そのかわり、立ち止まっている時間が長いので、その分紅葉を楽しむことができました。そして紅葉のその奥、1番高い所にはなんと富士山が!♡
富士山!♡
これが谷川岳名物の大渋滞です。拡大すると下の方までずっと行列しているのが見えますよ!
行列で降って疲れきった私が目にしたものはロープウェイの大行列でした・・・!!( ̄□ ̄;)!!  映画ホビットでオークの大群が現れた時の衝撃に似ていました🤣。この後この行列に並び乗れるまでに1時間半かかり真っ暗になってしまいました〜
山自体はさすが楽しいところだったので、混んでないならまたぜひ登りたい谷川岳さまでございました!
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