My great partner in ski resort for 6 years.
私のスキーとスキーブーツについてウザ長く語るので興味ある方だけお付き合いください😆
大学時代はスキーサークルに所属し(ほとんど飲みサークルだったけど笑)スキー歴はまあまあ長い私。でも訳あって生涯中級スキーヤーです。
大学時代はいくら練習しても全く上手くならず初級のまま卒業してしまい(涙)、なんで自分がこんなにできないのかわからない、向いていないとしか思えない、それでもスキーが好きで続けてきました。
それが、6年前に出会ったこのブーツで、自分のヘタクソのワケが突如解明されたのであります!
それまでは板やブーツを主にデザインとかで選んでいたチャラい私でしたが(笑)、もしや私、ブーツがゆるいんじゃない?と遅まきながら気づいたのです。どこをどんなに締め上げても足にはぴったりこない感じ。これはやっぱりおかしいよね?ということで、今度こそ自分に合うベストなものを買おうと某Iスポーツコンペ館に行って相談しました。そしたら途中から体格のいい偉そうな人が出てきた〜(店長さんでした)。
すると私の足はA幅ないくらいの激幅狭な上、甲もガリガリで激薄。かかとも足首も細すぎて現行売っているモデルで合うものは一つもないと断言されました😱
ではどうしたらいいかというと、熱を加えることによってその人の足型にぴったりにできるインナーを作り、それに合わせてシェル(外側)も熱成型できるスキーブーツがあるとのこと。
勧められたShidasのインナーは12,000円、FISHERのブーツ、バキュームフィットは79,000円もしましたが、清水舞台で決めました。
その後その店長との型取り作業もかなり独特で、店長が直接計ったり熱成型するための専用の巨大なマシン(フィットネスマシンみたいな?)
に私が乗ったりするのですが、その店長体育会系みたいで (^^;)
「膝をまっすぐ前に落としてー!!」「ハイッ!!」
「もっと俺の肩に体重かけてー!!」「ハイッ!!」
ってリポビタンDみたいな世界でした。
さてようやく出来上がったブーツで意気揚々とゲレンデに出たところ、うん、やわらかくてすごくいい履き心地・・・ってかこれはゆるいってことじゃ!?え、まさか?まさか?といろいろ調整してもイメージしていたようなぴったりにはならず。再び体育会店長のところに行きました。
私の話を聞いた店長が厳しい面持ちでいろいろチェックし考察したところ、なんと「今入れているShidasのインナーでは貴女の足にはインナー素材の質量自体が足りないのかも。そもそもこういうモデルは元々足幅が広めで甲が厚い人向け、どこかが当たって痛い人向けのものなので、インナーの素材はそんなにたっぷりないのは理解できる」とのこと。
エーそんなー!私はどうしたら??と思ったら、「もう一つインナーだけを別売りで出してるメーカー(レクザム)がある、そのインナーの方が素材の質量が多い、それを入れましょう」とのこと。なんとお値段37,000円!ヒ〜〜また出費っスか〜!と思ったら「これはこちらの責任なので代金は結構です」と言うではないですか!
今までの体育会系やりとりがあるだけに、一層印象的な計らいでした。
というわけでその店長のおかげでやっと出来上がった総額13万円(!)の私のスキーブーツ。フィット感はさすが抜群、というか、そこには私が味わったことのない世界がありましたー!
雪面に力が伝わるってこういうことなんだ、という生まれて初めての感動。今までどのブーツもどんだけブカブカだったのやら・・・。
おかげで私の滑りはそこから劇的に変わり、初級ではなく中級と呼べるスキーヤーにはなりました。自称「中斜面のマリー・アントワネット」!斜度20度くらいまでの圧雪斜面ならオホホホホ〜とかなり優雅に相当なスピードでぶっ飛ばせます。
しかしね。。そこから先はもう無理なのよね。。
斜度20度以上もしくは雪面が少しでもモコッてくると突然、滑っているというよりは止まっているカメさんに変身。とにかく板を押さえ込めないので板を谷に向けるのが無理になります。
言い訳としては、身長に対して足幅、足サイズが極端に小さすぎるので押さえ込む力も安定感もない、その代わり、足幅が細いので(筒に近い??)エッジ立てるのだけは上手い、という説を打ち立ててるんですが。。ハイ言い訳です。。
私のこのブーツがどんだけ特殊かというと、かなり小さくて細い私の手ですら中に入れるのはギリギリ。普通の大人の手はまず入らないと思います。よって履くのもめちゃくちゃ大変で、足を突っ込むだけで片足3分くらいかかります😱全身ガクガクになるほど力使います。
それでも私はこのブーツがないと全く滑れないので、私の宝物、命のスキーブーツです✨
このブーツを買い替えなくてはならなくなる日を思うと今から泣けます。
なんとお金がかかる足!!💦
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